2020.09.25 08:40

「赤ちゃんに木の玩具」好評 香美市 林業PRへ贈呈

積み木で遊ぶ原花璃ちゃんと涼太さん、陽奈さん夫妻(香美市土佐山田町逆川)
積み木で遊ぶ原花璃ちゃんと涼太さん、陽奈さん夫妻(香美市土佐山田町逆川)

地元児童の発案を形に
 赤ちゃんに木のぬくもりをプレゼント―。地元産材を使った木工玩具などを新生児に贈る、香美市の「かみんぐBABY木のギフト」事業が好評だ。林業の活性化にと地元小学生が考えたアイデアを採用したもので、市は「将来も地元の木工品に親しんでほしい」と話している。

 発案したのは、2017年度の楠目小学校5年生。当時、授業で「森林」について学び、木材の活用法を考える中で、赤ちゃんにおもちゃを贈るのはどうか、と思い付いた。市内で木製玩具などを作る会社や保育園に足を運び、その魅力や子どもの反応の良さを調査。子どもたちからアイデアを聞いた地元議員が、定例会の一般質問で提案。市が事業導入を検討していた。

 市は本年度、森林環境譲与税を活用して150万円を予算化。4月2日以降に生まれた赤ちゃんにプレゼントを始めた。

 木工品は地元のヒノキや杉などを使った、積み木や椅子、箱などおおむね1万円相当の16種類から、一つを選ぶ。これとは別に誕生日記念品として歯固めやガラガラ、積み木のうち一つがもらえる。

 新生児訪問をする保健師が申込書類を配布しており、9月24日現在で29人が申し込んだ。受け取った家族は大喜びで、動物の積み木セットを選んだ原涼太さん(27)、陽奈さん(26)夫妻(土佐山田町逆川)は、「手触りが優しい。木製玩具は高価な物が多いのでありがたい」。生後5カ月の長女、花璃ちゃんは口に入れて楽しむなど、すっかりお気に入りの様子だった。
楠目小時代に企画に携わった鏡野中生(同市土佐山田町楠目)
楠目小時代に企画に携わった鏡野中生(同市土佐山田町楠目)

 17年度に企画に携わった鏡野中2年の井上遥香さん(14)は、「地元の森や山に興味を持ってほしい。(事業を通じ)香美市に住みたいと思う親が増えたらうれしい」と話している。(小笠原舞香)

カテゴリー: 主要政治・経済香長

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