2020.09.24 08:39

吉井勇記念館が盛況 「啄木鳥探偵處」アニメ化の関連企画展

アニメを通じて吉井勇らを紹介する企画展(香美市の吉井勇記念館、(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会)
9/28まで
 香美市香北町猪野々の吉井勇記念館で、勇も主要キャラクターとして登場するテレビアニメ「啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)」とタイアップした企画展が開かれている。アニメファンの若い女性ら、例年以上の来場者が訪れている。28日まで。

 勇は、家の没落や妻との不仲などから失意の旅に。1934年から約3年間、猪野々で心を癒やし創作意欲を取り戻した。滞在中に800首近い歌を詠んだとされる。

 アニメ「啄木鳥探偵處」は同名小説が原作。明治の東京を舞台に、探偵業を始めた石川啄木がライバルの勇や若山牧水ら文士仲間を巻き込み、奇怪な事件を解決する。4~6月にBS放送され、エンディング曲には、勇が作詞した「ゴンドラの唄」が使われた。

 企画展は「文明開化の青春群像劇 テレビアニメ『啄木鳥探偵處』に見る吉井勇と文士たち」。4種のキャラクター等身大パネルや全12話の台本、声優のサイン入りポスターを展示しているほか、吉井勇記念館が所蔵する勇が啄木との思い出をつづった随筆集や掛け軸、雑誌なども並べている。

 勇が隠せいした「渓鬼荘」では、勇と萩原朔太郎のパネルがお出迎えし、若い女性や子連れの家族が記念撮影する姿も。香美市生涯学習振興課によると、例年千人前後の入館者数をすでに超える見込みで、香美市生涯学習振興課担当者は「アニメを通じ、猪野々を広く発信できた。関連企画も考えたい」と話している。

 問い合わせは吉井勇記念館(0887・58・2220)、香美市生涯学習振興課(0887・53・1082)へ。(横田宰成)

カテゴリー: 文化・芸能香長

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