2020.09.21 08:40

女子相撲きょう9/21初の高知県大会 初代中学女王は?競技広がる契機に

「楽しみだけど緊張もする」と話す野市中の佐野愛理さん(香南市野市町の同校)
「楽しみだけど緊張もする」と話す野市中の佐野愛理さん(香南市野市町の同校)
 高知県の女子相撲に新たな一ページ-。「第1回県中学校女子相撲選手権」が21日、高知市の春野相撲場で開催される。県内で女子相撲大会が開かれるのは初めてで、大会には香南市の野市中2年、佐野愛理さん(13)と香美市の鏡野中1年、山下さくら子さん(13)が出場。2人は「大会があるのはうれしい」「対戦できるのが楽しみ」とひのき舞台を喜んでいる。

 これまで県内に女子中学生の相撲部員はいなかったが、昨春に佐野さん、今春に山下さんが入部。女子相撲の全国大会が増える中、「県内で女子相撲が広がるきっかけに」と県相撲連盟が男子の選手権に合わせて、女子大会を開くことにした。

 佐野さんが初めて相撲を取ったのは野市東小6年の時。男子の人数が足りなかったことから出場した校内の相撲大会で敗れ、悔しさを味わった。スポーツ経験はなかったが、「悔しかったのとメンタルを強くしたかった」と野市中相撲部の門をたたいた。

 四股やすり足などの基礎練習をした後、ぶつかり稽古をするのは他の男子部員と一緒。「最初は練習がきつくてやめたいと思った」と振り返るが、「先輩や先生のサポートもあって続けられた」。昨秋には室戸市の奉納相撲大会で、男子相手に初白星を挙げた。

週末は兄の通う高校で稽古に励む鏡野中の山下さくら子さん(高知市桟橋通2丁目の高知工業高)
週末は兄の通う高校で稽古に励む鏡野中の山下さくら子さん(高知市桟橋通2丁目の高知工業高)
 山下さんは山田小3年の時、2人の兄と同じ高知市の南海少年相撲クラブに入門。5年生で女子の全国大会に出場し、県内小学生で初めて階級別の個人3位に輝いた。

 中学では「全国で優勝する」との目標を掲げたが、新型コロナウイルスの影響で全国大会は軒並み中止に。そんな中で県内での大会が決まり、「できると思っていなかったのでうれしかった」と本番を心待ちにする。

 初代女王を争う2人は、山下さんが小学生の頃に野市中へ“出稽古”するなど以前から交流がある仲。佐野さんいわく、稽古場での勝率は「さくら子が10割」だとか。

 大会での初対戦に向け、山下さんは「一発で持っていく相撲をしたい」と気合を入れ、初めて公式戦に挑む佐野さんは「強い相手だけど、(一方的に)出されて終わるんじゃなくて、きちっと何かをしたい」と意気込む。

 県相撲連盟の田所伸一郎理事長は「この大会を女子相撲の底辺拡大につなげたい」と期待を込め、「今年はコロナで断念したが、今後は小中高での女子大会も開けたら」と話していた。

 大会は保護者に限り観戦できる。(仙頭達也)

カテゴリー: 主要スポーツ

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