2020.09.13 08:35

フォっトけないす 全力「お下品」スイーツ コンビニエンスおかばやし(香美市)

 「メレンゲのお菓子 うんちくん」に「便器のプリン」…。香美市香北町の国道195号沿いに、味は確かだが、名前も見た目も、なんだかお下品なスイーツを並べた店がある。「コンビニエンスおかばやし」。経営する岡林智恵さん(49)は「ここにしかないもの。見て食べて楽しいものを追求しています」。真剣な表情で語る。

店主の岡林智恵さん。前に並ぶのは特製のトイレットペーパー(写真はいずれも香美市香北町美良布)
店主の岡林智恵さん。前に並ぶのは特製のトイレットペーパー(写真はいずれも香美市香北町美良布)

 1999年に開業。地元住民に「おかば」の愛称で親しまれている。店内を見渡せば、シャンデリアに食器、おもちゃに衣服にと、何でもござれだ。

 開業当初から「特色を出さんと生き残れん」と力を入れてきたのが自家製スイーツ。シフォンケーキを手始めにプリンやケーキ、大福などメニューは234種以上という。

 中でも、「OKABAのプリン」は、南国や高知など4市の洋菓子30店で人気ナンバーワンを決める「スイーツグランプリin高知」(2013年)の洋菓子部門で首位に輝いた人気商品だ。

(左)棚にずらりと並ぶ自家製スイーツ(右)メレンゲ菓子もこの通り
(左)棚にずらりと並ぶ自家製スイーツ(右)メレンゲ菓子もこの通り

 そんな岡林さんが「子どもが喜ぶものを作ろう」「だけど、これまでにあるものは作りたくない」と全力で生み出したのが、見た目もそのまんまの「うんちくん」や「おちちちゃん」シリーズだった。味は間違いないため、老若男女に人気。「便器」皿入りのスイーツも、わざわざ県外から買い求めにくる客もいるという。

 今年、新型コロナウイルス禍でトイレットペーパーが品薄になった時には、「うんちくん」キャラクターをプリントしたトイレ紙を発売。近くの神社で祈祷(きとう)したおみくじ付きで、「運がつく」。

店内に所狭しと並んだ商品。品数は「数え切れない」そうだ
店内に所狭しと並んだ商品。品数は「数え切れない」そうだ

 そんな岡林さんに目指すコンビニ像を問えば、「来てびっくり、食べて満足。そんな場所です」ときっぱり。

 本格的なコンビニスイーツの先駆けとも言える「おかば」。いずれ、お下品路線を追随する大手が現れる、かもしれない。(香長総局・横田宰成)

カテゴリー: 社会香長

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