2020.09.13 08:00

小社会 短期決戦

 昨秋死去した中曽根康弘元首相は、自民党内の基盤は弱くとも入念に準備して首相の座を射止めたといわれる。「長い間なりたくてなりたくて、なられた総理」と皮肉を言う評論家もいた。

 蔦(つた)子夫人がこれに反論した対談がある。海軍主計将校として終戦を迎えた中曽根氏の原点は戦後の焼け野原だという。「なりたいじゃなくて、したいことが山ほどあったわけです」「名誉欲かなんかだったら絶対やめてもらってました。もう家庭的に悲惨ですから」(上坂冬子著「宰相夫人の昭和史」)

 タカ派的な言動には批判もあった。国鉄の分割・民営化などでつくり出した新自由主義の潮流にも光と影はあろう。ただ、後世の評価に思いを巡らす「政治家は歴史法廷の被告」という言葉には、腹の据わった深みを感じさせる。

 自民党総裁選がはや大詰めに入った。コロナ禍で政治空白をつくれないとの大義名分にせよ、党員・党友投票を省いた7日間の簡略版はやはり短く、物足りない。苦労人でパンケーキが好物といった人となりは聞こえても、肝心の政策論争は浸透しただろうか。

 短期決戦になったのは立憲民主党の代表選も同じだ。こちらはわずか4日間。臨時国会の日程もあろうが、巨大与党との対立軸を訴える好機を生かせたかといえば、心もとない。

 長期政権の功罪を踏まえ、政治がいま「したいこと」は何か。もう一つ腹に入らない政局の秋だ。


9月13日のこよみ。
旧暦の7月26日に当たります。つちのと ひつじ 八白 友引。
日の出は5時48分、日の入りは18時15分。
月の出は0時44分、月の入りは15時30分、月齢は25.0です。
潮は若潮で、満潮は高知港標準で1時20分、潮位150センチと、16時03分、潮位165センチです。
干潮は8時43分、潮位59センチと、21時38分、潮位119センチです。

9月14日のこよみ。
旧暦の7月27日に当たります。かのえ さる 七赤 先負。
日の出は5時48分、日の入りは18時14分。
月の出は1時45分、月の入りは16時19分、月齢は26.0です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で2時47分、潮位161センチと、16時40分、潮位179センチです。
干潮は9時42分、潮位44センチと、22時20分、潮位105センチです。

9月15日のこよみ。
旧暦の7月28日に当たります。かのと とり 六白 仏滅。
日の出は5時49分、日の入りは18時12分。
月の出は2時51分、月の入りは17時03分、月齢は27.0です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で3時48分、潮位176センチと、17時13分、潮位190センチです。
干潮は10時29分、潮位30センチと、22時57分、潮位89センチです。

カテゴリー: 小社会コラム

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