2020.08.30 08:42

「踊りで高知盛り上げる」 よさこいダンサーUターン スタジオ開設し奮闘 高知市の中山さん

元気いっぱいの子どもを指導する中山友梨香さん=中央(高知市城見町のスタジオ「リンク スタンダード」)
元気いっぱいの子どもを指導する中山友梨香さん=中央(高知市城見町のスタジオ「リンク スタンダード」)
 東京の「原宿表参道元気祭スーパーよさこい」などで活躍しているチーム「天空しなと屋 茜(あかね)丸」代表のダンサー、中山友梨香さん(34)が29日、故郷の高知市に念願のダンススタジオを開いた。今年はチームを率いて本家よさこいへの初出場を計画していたが、無念の中止に。「気分が沈みがちな地元を盛り上げたい」と逆境の中で奮闘している。

 中山さんは高知市出身。3歳でよさこいデビューし、高校からスガジャズダンススタジオに通った。大学進学を機に上京し、スガで一緒だった同郷の振付師、中村信幸さん(46)に師事した。

「天空しなと屋 茜丸」で踊る中山さん
「天空しなと屋 茜丸」で踊る中山さん
 中村さんはパフォーマンス集団「天空しなと屋」を主宰し、各地のチームをプロデュース。中山さんはそのアシスタントをしつつ、2013年から女性だけのチーム「茜丸」の代表を務め、着物ドレスと童謡や民謡を織り交ぜた演舞で女性の力強さを表現してきた。

 中山さんは昨夏の結婚、出産を機に帰郷。幼なじみで、トレーナーの夫、西村惣一さん(34)と「今年は夫婦で古里にスタジオを開き、本家よさこいに『茜丸』を率いて出場を」。そんな計画を立てていたという。

 しかし、新型コロナウイルスの影響で高知など全国のよさこいが中止になり、プランはいったん棚上げに。

 「でも、こんな時だから息抜きの場が必要だと思った」と中山さん。とさでん交通・宝永町駅から徒歩2分、学習塾があった高知市城見町の建物を「窓が多く換気しやすい」と気に入り、スタジオに改装した。

 生徒は世代を問わず受け入れ、キッズダンスやジャズ、ヒップホップを人数制限して指導中。10カ月の長女、虹心(にこ)ちゃんの子育ては、母の美千代さん(60)に支えてもらっている。

 現在、茨城県に単身赴任中の惣一さんも来春には高知に戻り、子ども向けアクロバットなどを教えるという。中山さんは「よさこいがなくなり、しんどい思いをされた方はぜひ来て」。来夏、高知で教え子たちとはじけようと、熱のこもったレッスンが始まった。(村瀬佐保)

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