2020.08.27 08:41

安芸市で築80年古民家を宿に 9月開業ゲストハウス「東風ノ家」

築80年の古民家を改装したゲストハウス「東風ノ家」を開業する仙頭杏美さん(写真はいずれも安芸市矢ノ丸1丁目)
築80年の古民家を改装したゲストハウス「東風ノ家」を開業する仙頭杏美さん(写真はいずれも安芸市矢ノ丸1丁目)
東部観光の魅力発信
 築80年の古民家で旅楽しんで―。古民家を活用したゲストハウス「東風ノ家(こちのや)」が9月8日、高知県安芸市矢ノ丸1丁目にオープンする。宿主の仙頭杏美(あずみ)さん(35)は「ここを拠点に県東部の魅力に触れてほしい」と話している。 

 仙頭さんは安芸市赤野乙出身で大学卒業後、高知市のデザイン会社などに勤務。高知新聞のフリーペーパー「K+(ケープラス)」のライターとしても活躍している。

 15カ国を巡った旅行好きで、宿に選ぶのはもっぱらゲストハウスで、世界各地から集まった旅人と交流してきた。「一人旅でもゲストハウスなら友達ができる。地元の人しか知らないような飲食店に一緒に行ったり、その土地のリアルな姿が見えたりするのが魅力」という。

 いつしか、「もっとディープな高知を紹介したい」とゲストハウス経営の夢を持つように。2年前から準備を進めてきた。古民家物件を県東部で探し、故郷の安芸市で昭和12(1937)年築の民家を見つけた。

 庭付きの敷地は約600平方メートル。木造平屋の母屋(179平方メートル)と離れ(46平方メートル)がある。家主に宿経営の情熱を伝え賃貸してもらうことに。6月から電気設備や壁などの補修工事を行った。

レトロな雰囲気が漂う客室
レトロな雰囲気が漂う客室
 五つの客室(定員1~4人)と二つのレンタルスペースに区分けし、台所付きのカフェラウンジも整備した。客室にはボルダリング客をイメージした「岩」や、安芸市出身の岩崎弥太郎にちなむ「志」などの名前を付けた。

 たんすや椅子などの家具は古民家に残されたものをそのまま活用。時間を経て深みを増した木のぬくもりが感じられる。またレトロな足踏みミシンを机に仕立て直すなど趣向を凝らした。

 「県東部の観光はまだまだポテンシャルを秘めていると思う。この宿を魅力発信の拠点にしたい」と仙頭さん。「いろんな人と宿で交流することで、移住、Uターンにもつながれば」と話していた。

 素泊まりで1部屋3500~1万6千円。宿の詳細はウェブサイト(kochinoya.com)に掲載している。宿泊予約は電話070・4141・1004へ。(森部智成)

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