2020.08.20 08:40

「頑張れあじさい園」 コロナでクラスター発生の施設に応援旗

あじさい園の玄関に設置された応援旗(19日午前、高知市春野町秋山)
あじさい園の玄関に設置された応援旗(19日午前、高知市春野町秋山)

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した高知市春野町秋山の知的障害者支援施設「あじさい園」で、励ましの言葉をしたためた2本の応援旗が設置されているのが、19日までに見つかった。

 あじさい園には知的障害のある20~80代の45人が入所し、職員56人が勤務。15日に入所者と職員計12人の感染が判明し、以降も関係者の感染確認が続いている。

 そんな中、18日午前6時すぎに出勤した職員が、黄色の生地に手書きで「頑張れ あじさい園」と書かれたのぼり旗(縦約2メートル、幅55センチ)が正面玄関にあるのを見つけた。

 さらに、19日午前10時ごろには、玄関に同じ応援旗を立てようとしていた60歳前後の男性を、職員が発見。連絡先などを尋ねたが、男性は「かまん、かまん」と名乗らず立ち去ったという。

 新型コロナを巡っては、感染者への誹謗(ひぼう)中傷も問題になっているだけに、運営する「高知小鳩会」の南守理事長は「感染を出してしまい後ろめたい気持ちもあったが、応援旗を見て心が安らぎました」。

 感染発覚後に30件ほど寄せられた電話も全て激励だったといい、「人は支え合って生きていることに改めて気付かされました」と話していた。(浜崎達朗)

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