2020.08.15 08:30

【戦後75年 言葉を刻む=終】南海の戦場に散った戦友は何と思うか。日本に帰れるのか

南海の戦場に散った戦友は何と思うか。日本に帰れるのか
 (高知市、山崎幸喜さん)
 
 独立山砲兵第10連隊に配属され、ソロモン諸島に転戦した。戦況は日増しに悪化し、ガダルカナル島から西へと敗走。1945年はブーゲンビル島にいた。もう2年近くコメを口にしていなかった。極限の飢えと疲労の中、多くの戦友がバタバタと倒れていった。
 
 ある日、主翼に「日本降伏」と書かれた白い布をつるした米軍の偵察機が飛来した。2日後、大隊長が「耐え難きを耐え、しのび難きをしのび…」と終戦の詔勅を読み上げた。「ただただぼうぜん自失の状態でした」
 
 (1994年8月21日付朝刊、当時82歳)
 
 =おわり

関連記事

もっと見る

カテゴリー: 社会戦後75年 言葉を刻む社会

ページトップへ