2020.08.13 08:45

コロナ差別なくして 香我美小児童らシトラスリボンで啓発 香南市

山北ミカンの色でシトラスリボンを描いたポスターを配る香我美小の児童(香南市の香我美市民館)
山北ミカンの色でシトラスリボンを描いたポスターを配る香我美小の児童(香南市の香我美市民館)
 新型コロナウイルス感染症患者や医療従事者への差別解消を訴える「シトラスリボン運動」に、香南市の小学生サークル「香南っ子映像倶楽部(くらぶ)」が取り組んでいる。山北ミカンにちなんだオレンジ色の三つの輪に願いを託す活動。市内各所に手書きのポスターを配り、「思いやりの輪を広げましょう」と呼び掛けている。

 運動は飾り結びを参考に松山市民が提唱し、全国に拡大中。シトラス(かんきつ類)色で三つの輪を作り、身に着けたり掲示したりする。輪は「地域」「家庭」「職場(学校)」を表し、患者らが安心して戻れるようにとの思いを込めている。

 同倶楽部の児童らは、給付金の申請支援や弁当配達などコロナ禍での地域貢献活動を取材する中で、「自分たちもできることを」と思案。香南市商工会女性部の勧めもあり運動の周知に乗り出した。

 中心メンバーは香我美小6年の樋口月花さん(11)、高井美音さん(11)、黒石怜那さん(11)。運動のPR動画を作成し、先月末に同校6年生37人に披露した。またクラス全員でリボンを描いたA3判のポスターを手作りした。

 8月12日は、3人が公的機関や福祉施設など校区内の7カ所を巡って掲示を依頼。香我美市民館(同市香我美町徳王子)では「市内で患者が出ても差別偏見につながらないよう、来館者に関心を持ってほしい」と、職員にポスターを託した。

 今後は市内の他校区へも声を掛け、輪の掲示を広げていく考え。児童たちは「(患者が出た)安芸郡芸西村に中傷やデマが向けられたことを知って悔しい。お互いを思いやる大切さを訴えたい」と話していた。(横田宰成)

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カテゴリー: 教育新型コロナウイルス社会香長

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