2020.08.04 08:40

【戦後75年 言葉を刻む】電気がビリビリいうて、脳天を突き抜ける感じよね


電気がビリビリいうて、脳天を突き抜ける感じよね 
 (高岡郡佐川町、田村芳房さん)

 旧日本海軍の飛行予科練習生(予科練)として「土浦航空隊」に入った。

 待っていたのは、厳しい訓練と激しい暴力の日々。上官が気に入らないことがあると、「精神注入棒」という体罰用具で尻をたたかれた。カシの棒で長さは野球のバットほど。尻は真っ青になり、血も出た。

 敬礼の仕方が悪い、話を聞くときに背中が曲がっていた―。班員同士で殴り合うよう命令もされた。「死への慣れというか、だんだん(死に)恐れを感じんなって。現人神(あらひとがみ)の天皇のために喜んで死んでいけると」。

 (2014年4月5日付朝刊、当時88歳)

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カテゴリー: 社会戦後75年 言葉を刻む社会

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