2020.07.30 08:40

絵金が動く!? 香南市アクトランドでAR展示 9月まで

着物姿の女性が扇子を投げる演出が見られるAR展示(香南市のアクトランド)
着物姿の女性が扇子を投げる演出が見られるAR展示(香南市のアクトランド)
 幕末土佐の絵師・金蔵(通称・絵金)らの作品が並ぶ高知県香南市野市町大谷の創造広場「アクトランド」内の「絵金派アートギャラリー」で、拡張現実(AR)を用いた展示が始まっている。絵の中の登場人物が動くなど一風変わった演出で、絵金派の絵画が楽しめる。9月27日まで。

 アクトランドでは、今年3月に施設内の龍馬歴史館でAR展示を初めて導入。館内で専用アプリを立ち上げ、展示物にスマートフォンをかざすとさまざまな演出が見られる。

 絵金とその弟子らの絵画約80点が並ぶ絵金派アートギャラリーでは、平家物語を題材にした能楽を絵画化した「小督(こごう)」など3点にARを導入。絵金の作品も含まれるふすま絵の「四季美人図」では、華やかな着物姿の女性が扇子を投げる様子や、ふすま裏側の河田小龍作の「犬と戯れる女」などを見ることができる。

 また、龍馬歴史館では、ろう人形の展示に隠れた坂本龍馬や徳川慶喜をモチーフにした6人のキャラクターを探し、スタンプを集めるAR展示を実施中。スタンプを集めると、絵金派アートギャラリーの入場料が半額になるサービスも行っている。

 横田恵学芸員は「龍馬も絵金も同じ幕末を生きた人物。ARを使って幅広い世代に土佐の歴史や美術の世界を楽しんでほしい」と呼び掛けている。(楠瀬慶太)

カテゴリー: 文化・芸能香長

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