2020.07.29 08:40

日本最小4.35メートル 唯一の人力観覧車 専門家認定

アクトランドのレインボーサイクル。日本最小で唯一の人力観覧車であることがわかった(写真はいずれも香南市野市町大谷)
アクトランドのレインボーサイクル。日本最小で唯一の人力観覧車であることがわかった(写真はいずれも香南市野市町大谷)
香南市のアクトランド
 大人が乗れる観覧車で「日本最小」かつ「唯一の人力」―。高知県香南市野市町大谷の創造広場「アクトランド」内にある観覧車が、専門家からそんなお墨付きを得た。施設関係者は驚きつつ、日本一の称号に気を良くしている。

 「レインボーサイクル」と命名された観覧車は6人乗りで、高さ4メートル35センチ。2台の自転車をこいだ力が伝わって回転する仕組みで、2016年に県内企業が製作した。

 「日本一小さい観覧車は5メートルはあったはずでは?」。最初に気付いたのは、高知大学理工学部特任助教の田島裕之さん(30)ら大学関係者。物理や理学を動画などで一般の人にわかりやすく伝える活動の一環で施設を訪れた際、話題になったという。

観覧車を回転させる力を伝える自転車。両脇に2台ある
観覧車を回転させる力を伝える自転車。両脇に2台ある
 真相を確かめるため田島さんらが協力を依頼したのが、観覧車の歴史を20年以上記録し続けている研究家の福井優子さん(73)=大阪市。福井さんは、個人製作を除いて現在全国に145あるという遊園地などの観覧車を対象に判定に臨んだ。

 田島さんらは20日、福井さんにオンラインで立ち会ってもらい、観覧車の高さを測定。頂点から下ろされたメジャーを確認した福井さんは、「大人が乗れる観覧車で、私の知る限り日本一」と“認定”。加えて、電動アシストなどを使わない人力駆動の観覧車は「国内唯一」とのお墨付きも与えた。

 一気に二つの称号を得た運営会社「北村興産」の北村博美社長は、「思いがけないことで驚いたが、誇らしい。新型コロナウイルス感染症が落ち着いたら、全国の人に『日本一の小ささ』の魅力を体験しに来てほしい」と話した。(川嶋幹鷹)

カテゴリー: 主要社会香長

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