2020.07.24 08:45

須崎 無農薬バナナ好評 ラン農家 藤田さん すっきり甘く

ハウスでバナナを育てる藤田泰雄さん(写真はいずれも須崎市浦ノ内西分)
ハウスでバナナを育てる藤田泰雄さん(写真はいずれも須崎市浦ノ内西分)
 須崎市浦ノ内西分の農家がハウス栽培している無農薬バナナが好評だ。すっきりした甘さが売りの逸品は、販売開始1年でふるさと納税の返礼品になり、県外へも販路を広げている。 

 洋ランの栽培、販売を手掛ける藤田泰雄さん(63)。ハウスの片隅で二十数年前から趣味でバナナを栽培し、自家用として従業員らと食べていた。3年ほど前、たまたま他の国内産バナナを口にする機会があり、「うちの方がおいしい」と商品としての可能性を直感。すぐに本格的な生産の準備に入った。

 数種類の苗約300株を通年収穫できるよう時期をずらし、ランを育てていたハウス2棟に植栽。2019年4月に「よさ恋フルーツ」のブランド名で出荷を始めた。輸入バナナは農薬のほか輸送時に防腐剤が使用されているが、藤田さんは薬品類を一切使わず、皮まで食べられる安全性をPRする。

生は1本ずつ袋詰めして販売。通販で冷凍品も扱う
生は1本ずつ袋詰めして販売。通販で冷凍品も扱う
 収穫後に室で2週間追熟させ、自然な甘みを追求。房が大きく重量感があり、皮をむいても黒く変色しないのも特徴だ。大阪のバナナジュース専門店の材料にも採用されている。藤田さんは「一度食べて味の違いを感じてほしい。衣を付けて揚げたりパイ生地に入れて焼いたりするとまた格別」と勧めている。

 大きさにより1本500~千円(200~300グラム)で、高知市北御座の大規模直販所「とさのさと」、須崎市大間本町の直販所「とさっ子広場」などで販売。皮なしの冷凍品は2980円(800グラム、税込み、送料別)で、須崎市内の食品加工会社「アースエイド」のホームページから購入できる。(富尾和方)

カテゴリー: 社会高知中央

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