2020.07.15 08:38

共働きで餌やり ブッポウソウが四万十町大正地域で子育て中

捕まえたトンボをひなの待つ巣箱へ運ぶブッポウソウ(四万十町大正地域)
捕まえたトンボをひなの待つ巣箱へ運ぶブッポウソウ(四万十町大正地域)
 高知県高岡郡四万十町大正地域の山あいで、国の絶滅危惧種、ブッポウソウが子育てを続けている。食欲旺盛なひなの元に、両親がせっせと虫を捕まえては運んでいる。

 「ブッポウソウ(仏法僧)」というコノハズクの鳴き声が、この鳥のものと誤解され、この名が付いた。実際の鳴き声は「ギャー、ギャー」と聞こえ、美声とは言えないが、胴体や翼の一部が青く、美しい姿をしている。ハトほどの大きさで、ユーラシア大陸南部から夏に飛来している。

 四万十町大正地域中心部から車で30分ほどの場所。門脇恒美さん(73)ら地元住民が、13年前から集落や周辺に木の巣箱を設置。今では約40個あり、今年は4月下旬以降、4組の繁殖を確認した。

 餌やりは両親が“共働き”で行う。巣箱近くの木の上から、トンボやセミなどを見つけると飛び立つ。空中で虫を捕まえては、ひなのいる巣箱へ。3、4羽いるひなの元へ、早朝から日没まで、餌を運び続けている。

 「もう巣立ちが近いような感じ。16、17日ごろかと思う」と門脇さん。例年、9月上旬ごろまで付近で過ごした後、南へ旅立つという。(井上太郎)

カテゴリー: 環境・科学高幡

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