2020.07.14 08:36

「被災者に寄り添う支援を」高知赤十字DMAT、熊本での豪雨救護活動を報告

地元保健師と支援策を協議する高知赤十字病院DMAT隊(11日、熊本県球磨村=高知赤十字病院提供)
地元保健師と支援策を協議する高知赤十字病院DMAT隊(11日、熊本県球磨村=高知赤十字病院提供)
 豪雨被害を受けた熊本県で10日から医療救護活動にあたっていた高知赤十字病院(高知市秦南町1丁目)の災害派遣医療チーム(DMAT)が13日高知に戻り、「地元と連携した支援が必要」と活動報告した。

 医師、看護師、業務調整員の計6人が10~12日の3日間、球磨川が氾濫して大きな被害を受けた人吉市や球磨村で、避難所の巡回や孤立集落の往診にあたった。

 報告によると、新型コロナウイルス感染症への不安から、避難所を避けて車中泊をした人もおり、巡回中に血栓症の疑いで脚が腫れた男性を病院に搬送した事案があった。新型コロナの影響でボランティアが少なく、復旧が進んでいない現状も見えたという。

 地元の保健師や自衛隊員らと孤立集落に入った際、避難を勧めても生活が失われたショックで自宅を離れない高齢者がいたという。山本祐太郎医師(33)は「外部からの介入をストレスだと感じる人もいる」と指摘し、被災者の思いをくみ取る支援が必要だと強調した。

 このほか、高齢者が薬を流されて困っていた事例を紹介。災害時の「動く拠点」となる医薬品供給車両「モバイルファーマシー」の必要性を指摘した。

 国立病院機構高知病院(高知市朝倉西町1丁目)チームも10~12日に人吉市などで医療救護活動にあたり、13日に高知に戻った。 (高井美咲)

カテゴリー: 社会医療・健康ニュース

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