2020.07.22 10:30

知る人ぞ知る?高知・夏のおでかけスポット30 絶景、ひんやり穴場も


高知新聞社が過去に取材した情報を再編し、高知県内のちょっとローカルなおでかけスポットを紹介します。心洗われる絶景、知られざる穴場も。夏のおでかけにお役立てください。
※Google マイマップの番号と記事の番号は対応しています。



(1)咸陽島(エンジェルロード)/宿毛市大島

引き潮の時だけ島への道(エンジェルロード)が現れる。島の向かいの山には、地元の工務店社長が自費で整備した「元気盛森公園展望台」も(高さ約9m)。展望台まではやや険しい遊歩道を進む。県内では他に衣ケ島(高知市)、赤葉島(東洋町)などでもエンジェルロードが見られる。

(2)星ケ丘公園/三原村宮ノ川

県絶滅危惧種のヒメノボタンなど、200種以上の山野草が四季折々の表情を見せる。村に住む矢野啓介さんが2003年(平成15年)から公園の斜面に花を植え始め、同村の松岡圭助さんとコツコツ手入れを続けている。(写真右)2年前には「四国八十八景」にも選ばれた。

(3)鹿島/土佐清水市旭町

一周歩いても約5分。島全体を森が覆い、その中に4つの神社がある。市街地のすぐ近くでありながら、緑香る静かな空間が広がる。昭和40年代に埋め立てられ公園が整備されるまでは、海にぽっかり浮かぶ「島」だった。上から見るとひょうたんのような形。

(4)(5)蛇王神社と名鹿ビーチ/四万十市名鹿

名鹿(なしし)の黒稲山にひっそり佇む蛇王神社。92段の石段の脇にずらりと蛇の石像が並ぶ。商売繁盛などのご利益があるとされ、神秘的な雰囲気がじわりと人気を呼んでいる。神社近くの名鹿ビーチでは、気候条件が合えば蒸気霧(写真右下)が見られることも。

(6)道の駅「四万十とおわ」のジップライン/四万十町十和地区

空中に張ったワイヤを滑車で滑って楽しむ「四万十川ジップライン」が今年6月にオープン。川舟で対岸のスタート地点に向かい、帰りは清流の上を飛ぶ”空の旅”となる。県内初のアトラクション。道の駅には地元の旬の味が楽しめる食堂や物産販売所も。

(7)三嶋神社と神幸(みゆき)橋/梼原町川西路

町内産の杉、ヒノキを使用した美しい木製橋。長さ52mの橋を渡って三嶋神社の鳥居をくぐると「朝鮮松」と呼ばれる大木がある。樹齢およそ400年、高さ37m超。長宗我部軍に加わって朝鮮に出兵した中平光義が持ち帰り、この場所に植えたと伝えられている。隈研吾氏建築の「雲の上の図書館」から徒歩3分。

(8)稲葉洞/津野町船戸

不入山(いらずやま)のふもとに位置する、四万十川源流の水が流れ込んでできた鍾乳洞。地元では「龍王様がすんでいる」といわれ、神秘的な雰囲気を求めて訪れる人も少なくない。多くの人がこの洞窟の探査に挑むも、全容は明らかになっていない。出入りは自由だが、中はかなり暗いため懐中電灯などの用意をし、安全の確保を。

(9)聖(ひじり)神社/越知町南ノ川

町道から険しい山道を伝って十数分。断崖のくぼみに約20㎡の社殿が立つ。1879年(明治12年)に改築されたことは分かっているが、いつ、何の目的で建てられたかは不明という謎の多い神社。地域住民らの手によって、社殿の修繕や展望所などの整備をしてきた。

(10)不動が岩屋洞窟/佐川町

縄文時代の住居跡。いつの頃からか不動明王が祭られている。佐川町西山地区の聖嶽(ひじりだけ/標高184m)の中腹に位置する。昭和30~40年代の発掘調査では土器や貝類が発見された。奥行き約8m、幅約4m。内部は平たんでひんやり。山のふもとから5分ほど遊歩道を登る。

(11)双名島・久礼港双名南島灯台/中土佐町

海岸線沿いに車を停め、歩いて灯台(写真右)のふもとまで行ける。台風のたびに大きな被害を受けていた久礼地域を波から守るため、鬼が2つの大岩を久礼湾まで運んできたという言い伝えがある。久礼中心部から車で東に約5分。美しい夕陽を望めるスポットでもある。

(12)鳴無神社/須崎市浦ノ内地区

海から入るように造られた参道や社殿の姿から「土佐の宮島」とも呼ばれる。県内でも有数の古社で、創建は奈良時代とも鎌倉時代初めとも。社殿は国の重要文化財に指定されている。最近では、縁結びのパワースポットとして人気。引いたおみくじは海に流す。

(13)千本杉(小村神社表参道)/日高村下分

神社の表参道にずらりと木々が並ぶ。2002年(平成14年)に行われた千本杉遺跡の発掘調査では、遺跡に隣接する小村神社は鎌倉時代に最も栄え、周辺に関連施設を持つ大がかりなものとみられることが分かった。並木道をまっすぐ進むと拝殿へ。神社の裏側には、樹齢1000年以上の巨木「灯明杉」がある。神社を抜けてしばらく進むと仁淀川の川辺に出る。

(14)水晶淵/仁淀川町

仁淀川町の池川地区北部、仁淀川の支流域にある安居渓谷の中で、「仁淀ブルー」の見どころとして代表的なスポット。渓谷は紅葉の名所として知られ、水晶淵の近くには落差約60mの「昇竜の滝」や「飛龍の滝」、安産の神様「東陸様」の社も。

(15)平家平(へいけだいら)/大川村

愛媛県との県境をなだらかにまたぎ、山頂付近は一面のササ原が広がる。標高1692m、小麦畝登山口から山頂までの標高差は約700m。急坂の多い登山道だが、四国山地の峰々が広がるパノラマの美しさ、雄大さをぜひ感じてほしい。

(16)旧立川番所書院/大豊町立川下名

寛政年間(1789年~1801年)に建築された、土佐三大番所の一つ。土佐藩主の参勤交代時の本陣(宿所)として、また平時は通行者の手形確認などを行う国境警備の関所だった。2003年(平成15年)には地元住人らも協力して茅を集め、茅(かや)ぶき屋根のふき替えが行われたが、数が足りず約3分の2を藁(わら)で補った。 開館は日・祝日のみ(※有料)、外観観覧は終日可。

(17)鏡文化ステーションRIO内 温泉スタンド/高知市鏡地区

温泉や飲食店を備える鏡文化ステーションRIOの敷地内に、温泉の自動販売機(スタンド)がある。10リットル10円で、セルフサービスで持ち帰り可。温泉を入れる容器は要持参。スタンドは無休、8時半~21時まで。

(18)七ツ淵神社/高知市七ツ淵

神社脇を流れる重倉川の支流が、川下に向かって七つの淵を形づくっている。一番奥の淵まで歩道が整備されており、都会の喧噪を忘れ散歩を楽しめる。その昔、戦乱を逃れてきた平家の女性たちが、谷間を飛ぶ白サギを源氏の白旗と見誤って渕に身を投げたという哀話も残る。七ツ淵地域はタケノコの名産地でもある。

(19)菖蒲洞/高知市土佐山地区

猿田洞、龍河洞と並ぶ土佐三大鍾乳洞のひとつ。ひんやり涼しく、ちょっとした冒険気分が味わえる。入洞を希望する場合は、高知市教育委員会民権・文化財課 (088-832-7277)に連絡・確認を。ガイドツアーでは、入り口から約300mほど奥まで進む。洞の入り口付近(写真右下)も、涼しい風が吹くちょっとした避暑地。

(20)吉延の棚田/本山町吉延

標高400~600m、吉延集落の緩やかな山裾に広がる棚田。600年以上も昔の先人が切り開いたと言われている。写真は今年5月、田植えの時期に撮影。夏には緑色、秋には黄金色に染まる。

(21)手結港可動橋/香南市夜須町

小さな漁村にかかる全長32.8mの跳ね橋。1日6回、6分ほどかかって橋がゆっくりと片側へ開いたり、閉じたりする。開ききった時の角度は70度。空に向かってまっすぐ伸びる。近くには遊歩道などが整備された海浜公園「ヤ・シィパーク」がある。

(22)香美市立図書館香北分館(アンパンマン図書館)と美良布商店街/香美市香北町

アンパンマンに関する書籍約400冊のほか、一般書も収蔵。アールデコ様式の建物は、1930年(昭和5年)に旧「美良布村信用販売購買利用組合」が建設し事務所として使用していた。図書館が立つ美良布商店街もレトロな雰囲気で、あちこちにアンパンマンと仲間たちの姿が見られる。

(23)(24)龍王の滝~梶ケ森山頂/大豊町

梶ケ森(標高1400m)の7合目にあり、「日本の滝百選」にも選ばれた滝。落差約20m。駐車場から滝までは約500m。登山道をさらに登れば、定福寺奥ノ院や真名井の滝を経て山頂(写真右上)まで、森林浴をしながらトレッキングが楽しめる。梶ケ森は雲海が見られるスポットとしても有名。

(25)伊尾木洞/安芸市伊尾木

約300万年前に堆積した地層が波に削られてできた海食洞。地元では「あなごう」の名で親しまれている。約50mの洞窟を抜けると、切り立った崖が左右に迫り、国の天然記念物に指定されているシダの群落が広がる。妖精が出てきそうな神秘的な雰囲気でありながら、国道55号から徒歩2~3分というアクセスの良さも魅力。ぬれても良い服装で。

(26)エヤ隧道ほか 魚梁瀬森林鉄道遺構/安田町

安田町から馬路村方面に向かう県道12号沿いに、エヤ隧道(ずいどう)をはじめバンダ島隧道、オオムカエ隧道など6つの隧道が点在する。1911年(明治44年)に開通し中芸5町村を結んだ旧魚梁瀬森林鉄道の遺構で、かつてはここを機関車が走り木材や人員を運んだ。エヤ隧道は、石積みのアーチ形トンネルで、全長約33m・幅約3m・高さ約3.5m。2009年(平成21年)には、エヤ隧道を含む林鉄遺構が国の重要文化財に指定された。

(27)馬路森林鉄道インクライン/馬路村馬路

世界でも珍しい無動力のインクライン(観光用ケーブルカー)。木材の運搬に使用していた線路を、1995年(平成7年)から観光用に再活用している。全長約92m、傾斜約35度。ゴトゴト上ると、村を見渡す景色が開ける。すぐそばには馬路森林鉄道もあり、こちらはトロッコに乗って川沿い約300mを10分ほどで周回する。

(28)(29)中岡慎太郎館・慎太郎生家/北川村柏木

龍馬とともに暗殺された、中岡慎太郎の人生を知る歴史記念館。すぐ近くには慎太郎生家も(写真左下)。生家は1880年(明治13年)に転売され田野町へ移築後、明治末期の奈半利川の氾濫で流失。1966年(昭和41年)、慎太郎の没後100年に際し、地域住民らが復元に取り組み始め、翌年に完成した。

(30)御厨人窟・神明窟/室戸市室戸岬町

御厨人窟(みくろど)、神明窟(しんめいくつ)は波の浸食でできた洞。青年期の空海が修行し、悟りを開いたと伝えられる。御厨人窟は住居部分で、奥行き約30mほど。そのすぐ右側にある洞穴、神明窟が精神修行に励んだ場所とされる。洞穴から外を見ると、ちょうど上半分が空、下半分が海。この景色が「空海」の名の由来とされる。

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