2020.07.07 14:38

生産者団体とスーパー連携 高知県の有機野菜をいつも店頭に

「高知オーガニック」の野菜を並べたコーナー(高知市稲荷町のサンシャイン クラージュ店)
「高知オーガニック」の野菜を並べたコーナー(高知市稲荷町のサンシャイン クラージュ店)
市場拡大を目指す
 有機農産物の流通・販売でこのほど、高知県内の生産者団体とスーパー4社が連携し、独自のシステムをスタートさせた。消費者との接点を広げたい生産者側と、安定して商品を調達したいスーパーの考えを結びつけ、売り上げ増と市場の拡大を目指している。

 連携するのは、農家13軒でつくる団体「高知オーガニック」(中西清二代表)と、スーパーの協業組織「四国CGCグループ」(本部・南国市)に加盟する4社の計15店舗。

 小規模な生産者の販路が日曜市やネット販売などに限られる一方、消費者の有機野菜への関心は高まっているとして、運営会社「四国シジシー」の辻信之社長が「気軽にスーパーで有機野菜が買える仕組みを整え、販路拡大に寄与したい」と連携を提案した。

 取り扱う商品は、第三者認証の「有機JAS認証」を取得していないものも含むが、有機JAS認証の基準に準じて栽培された農作物。各農家の示した生産計画を踏まえてスーパーが販売計画を立てるなど、それぞれの計画を連動させ、安定して店頭に品物が並ぶ状況をつくる。

 販売するスーパーはサンプラザ7店、サンシャイン4店、土佐山田ショッピングセンター3店、末広1店。CGCグループの既存の物流網を活用するため、配送コストが安く済むメリットもあるという。

 取り組みは5月から始まっており、サンシャインのクラージュ店(高知市稲荷町)では、生産者の名前と顔写真を掲示して販売。担当者は「徐々に認知度も上がってくるのでは」と期待する。

 高知オーガニックの中西代表は「販路が確保されているので、生産者は作ることだけに専念できる。どんどん出荷量を増やしていきたい」と話している。(宮内萌子)

カテゴリー: 政治・経済

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