2020.07.05 08:45

窪川を古書の町に、空き店舗活用7/7に1号館 四万十町

寄贈本を並べた「あっと本町」と管理する石坂俊之さん(写真はいずれも四万十町本町)
寄贈本を並べた「あっと本町」と管理する石坂俊之さん(写真はいずれも四万十町本町)
「四万十」冊目標
 高岡郡四万十町窪川の中心街にある空き店舗に寄贈本を並べ、小さな図書館にする「しまんと古書街道」計画が進んでいる。7日に1号館がオープン予定で、将来は4万10冊をそろえることが目標。管理する夫妻は「窪川を東京・神田のような古書街にしたい」と意気込んでいる。
 
周辺の店に置いてもらうため、本棚も用意した
周辺の店に置いてもらうため、本棚も用意した
 中心街の活性化に、地元商店主らが4月に立ち上げた「しまんと街おこし応援団」(窪博正団長)が計画した。発案したのは東京都から同町仁井田に移住し、自宅で遍路休憩所を開いている石坂俊之さん(78)、享子さん(70)夫妻。同応援団が空き店舗を借り上げ、夫妻が管理する。
 
 本はこれまで、石坂夫妻の全国の知人や地元の人らが提供。小説や漫画、ビジネス書、歴史書などさまざまなジャンルの約3千冊が寄せられた。
 
 図書館第1号となる「あっと本町」は7日、同町本町にオープンする。元は呉服店だった建物内に手作りの本棚を構え、約2千冊を並べた。名称は、英語で場所を示す際に用いる「at」と、「あっと驚く」から付けた。一部の本は販売もするという。
 
 併せて、営業している商店街の各店舗に小さな本棚を設置。それぞれの仕事に関係する本を置いてもらい、古書店のPRと各店の売り上げアップにつなげたいという。
 
 石坂さん夫妻も「イギリスには古書目当てに年間100万人が訪れる人口1500人の田舎町もある」と、スタートを楽しみにしている様子。商店街では2号館の開館準備も進んでおり、「いろんな種類の本を並べたい」と寄贈を呼び掛けている。
 
 あっと本町は午前10時~午後5時(土日は午後3時まで)。祝日休み。問い合わせは事務局(090・8943・4898)へ。(井上太郎)

カテゴリー: 主要社会高幡

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