2020.06.25 08:35

無観客の高知FD支援...高知大生、無料動画配信で広告収入を

高知FDの球団職員=手前=とビデオ会議アプリを使って話し合う高知大生(高知市のFD球団事務所)
高知FDの球団職員=手前=とビデオ会議アプリを使って話し合う高知大生(高知市のFD球団事務所)

目標20試合以上
 新型コロナウイルスの影響で、無観客試合を余儀なくされている高知ファイティングドッグス(FD)を支援しようと、高知大の学生たちがオンライン観戦を中心にした収入増を目指している。題して「『現役大学生がプロ野球チームを救う』プロジェクト」。学生たちは「明るいニュースを届けたい。チームを知ってもらうきっかけになれば」と意気込んでいる。 

 球団によると、昨年の収入の7800万円のうち、チケット収入は380万円、球場内でのビール販売など飲食収入が470万円を占めている。無観客試合によって、これらの収入の一部が見込めなくなる状況だ。

 そこで、高知FDと交流がある高知大地域協働学部の学生4人が一念発起。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って球団職員と協議を重ね、球団公式YouTube(ユーチューブ)チャンネル「Dogs TV」でライブ動画を無料配信することを決めた。

 広告収入を得るためにどう視聴者を増やすかも話し合った。球団の協力で、ホーム開幕戦の26、翌27日に、約39万人のチャンネル登録者を持つ野球YouTuber(ユーチューバー)のクーニンさんと、野球歴9年のタレント、坪井ミサトさんを実況や解説として招くことにした。

 ただ、現状の資金では開幕後からのホーム6試合の配信しかできない。そこで、“クラウドファンディング形式”での資金調達を開始した。

 支援金千円から支援金99万円まで計8種のコースを設定。額に応じた返礼品は、選手のオリジナルTシャツ、吉田豊彦監督の感謝状、FDに在籍していた元大リーガーのマニー・ラミレスが使ったヘルメットなどが用意されている。

 目標は200万円、7月19日が期限で、20試合以上の配信を目指す。資金はライブ配信費やカメラの増設などに充て、目標に届かなければ、集まった金額で可能な限り試合を配信するという。

 幼い頃からFDの観戦に行っているという高知大2年の田所明憲さんは「楽しい空間をつくってチームを好きになってもらい、観戦できるようになったら球場に来てもらって一緒に盛り上がりたい」と話している。

 「Dogs TV」と『現役大学生がプロ野球チームを救う』プロジェクトには、球団ウェブサイトからアクセスできる。(村上和陽)

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カテゴリー: 主要スポーツFDスポーツ

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