2020.06.24 09:29

ワクドキ!こうち総文(5) 活動・魅力 動画で発信!


ウェブ公開へ高校生奔走
 ウェブ中心の開催となった全国高校総合文化祭「2020こうち総文」。7月31日から10月31日まで特設サイトが公開され、県内外の高校文化部の活動がたっぷり紹介されます。また、県内の生徒が活動成果を発表する「実施報告発表会」(仮称)や総合開会式も8月2~6日に高知市文化プラザ「かるぽーと」で開かれ、動画でも配信される予定です。
 
 本来、全国の高校生が集まるはずだった「こうち総文」。仲間と交流を深め、高知県の魅力を感じてもらうことを心待ちにしてきた県内の生徒たちは「会えないなら動画で、自分たちの活動や高知の魅力を発信しよう」。そう頭を切り替え、急ピッチで準備に奔走しています。
 
 開幕まで、あと37日。前向きに、ひたむきに奮闘する高校生の姿を紹介します。
(「こうち総文」取材班)
 
 
■全力で楽しむ!
演奏動画を収録する「MARS」のメンバー
 「高知県、土佐高校、MARS(マーズ)です! よろしくお願いします」
 
 6月のある日、高知市内のライブハウス「BAY5 SQUARE」。この日のために作ったというバンド名入りTシャツに身を包んだ1、2年生の女子4人組は、はじける笑顔でMCを入れ、演奏を始めました。見守るのは大勢の観客…ではなく、数台のビデオカメラと、数人のスタッフのみ。
 
 この日は、軽音楽部門に参加する県内高校生バンドのうち6組の動画収録日。各バンドが1曲ずつ、ウェブ総文のサイトに演奏動画を掲載します。
 
 音楽や演劇など、舞台発表する部門の動画撮影は、簡単ではありません。音響、照明、カメラワークや機材の良しあし…。さまざまな要素が視聴者の印象を左右します。このため、大半の部門は動画での審査や表彰は見送り、活動の発表としての動画を、全国の参加校から募っています。
 
 一方で、ウェブ総文ならではの良さもあります。それは「会場に行かなくても、誰でも発表を見ることができる」こと。MARSのメンバーも「たくさんの人、特に友達にはみんなに見てほしい!」と声を弾ませます。
 
 2月の校内ライブ以来、約4カ月ぶりのステージだった4人。この日の撮影は2週間前に決まり、短期間で練習して撮影に臨みました。「ライトを浴びて、プロに映像を撮ってもらえるなんて初めてで…。良い経験ができました」
 
 同じくステージに立った高知中央高校3年生4人組の「要修理」。メンバーは「本当は、演奏はお客さんと一緒につくるものだけど…」と漏らしながらも、人々への感謝を口にしました。
 
 「休校中は個人練習ばかりで大変だったけど、(BAY5の撮影スタッフに)『やってきた時間は必ず生きる』って言ってもらえたので、その言葉を信じます。こういう形でも発表できるのは、本当にありがたい。47年に1度の総文、全力で楽しんでます!」
 
■いつか高知に
「おいしい!」「うーん、もっと笑顔で」。納得いくまでカメラを回す、高知農業高の新聞部員たち
 こうした活動発表の動画は今、全国の参加校が撮影中。7月31日からウェブ総文の特設サイトに掲載されます。ですが、動画で紹介されるのは、普段の活動内容だけではありません。
 
 「肉がこりこりして食感がいい! だしもおいしーい!」。シャモ鍋を頬張りながら〝食リポ〟動画を撮っていたのは、高知農業高の新聞部員4人。
 
 新聞部門は、絵金蔵や「むらの駅ひだか」、県立牧野植物園といった県内のスポットに全国の新聞部員を案内し、ともに取材する予定でした。
 
 「残念ながら中止となりましたが、何らかの形で交流したくて」と話すのは、部門の生徒実行委員も務める3年の北添就登さん。「高知に来られなかった人たちに、いずれ来てもらえるように」と、県内5校で手分けして、案内するはずだったスポットの紹介動画を掲載することにしました。
 
 この日訪れた南国市の飲食店「べんべん」で撮影したのは、取材予定だったシャモ料理。鍋のほか、昼食で出されるはずだった特製のシャモ弁当も味わうと、「みんなにも食べてもらいたかったね…」と、つい本音がぽろり。それでも新聞部らしく、店主へのインタビューなどの取材を重ね、動画の仕上げ方をイメージしていました。
 
囲碁部門の参加生徒へのメッセージを撮る高知工業高の生徒会執行部メンバー
 書道部門や囲碁部門なども、全国の仲間に向けたメッセージ動画を公開する予定です。囲碁部門では、スタッフとして大会をサポートする高知工業高の生徒会メンバーが出演。3年の依岡晃希さんが「またいつか高知に来て、楽しんで」と呼び掛けていました。
 
 このほか、大会の高校生スタッフ「生徒実行委員会」のメンバーも、活動紹介などの動画を撮影中。デジタル時代ならではの文化や魅力の発信、そして交流―。総文の新時代が今、県内の生徒たちによって切り開かれようとしています。
 
 

作/橋田百菜さん(土佐女子高3年)、長田里菜さん(岡豊高3年)=生徒実行委員・広報デザイン委員
 
 県内代表生徒の作品を生で見ることができる貴重な機会が展示部門。2日には将棋、3日には囲碁のエキシビション対局も行われます。会場でも「3密」対策が取られますので、一定の間隔を保ちながら、お楽しみくださいね!
 
 
部門生徒らがメッセージ
 NHK総合 26日から放送

 総文の高校生、テレビに登場!! こうち総文で開催される全23部門と生徒実行委員会の生徒によるメッセージ動画が、26日からおよそ1カ月間、NHK総合のローカル2番組で放送されます!
 
 動画は約1分間。各部門の代表生徒らが、ビデオレター形式で制作。総文への熱い思いや部活の仲間への感謝などを語ります。演奏や競技の風景など、部門の特色も味わえる映像となっています。
 
 2番組の放送時間や紹介される部門の数などは、次の通りです。
(変更となる可能性もあります)
 
★「こうちいちばん」
【期間】6月29日~7月30日の月~金曜日(7月23、24日は除く)
【時間】午後6時10分~7時の番組中、約2分間のコーナーで紹介
【部門数】1~2部門ずつ放送
 
★「ひるどき高知」
【期間】6月26日~7月31日の毎週金曜日(7月24日は除く)
【時間】午前11時45分~正午のうち、約6分間のコーナーで紹介
【部門数】5~6部門ずつ放送

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カテゴリー: 教育こうち総文教育

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