2024年 04月24日(水)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2020.06.23 08:46

虚ろな税 奈半利事件の実相(15=終)自問 一番幸せやったのは…

SHARE

 「ふるさと納税」で全国有数の寄付金を得ていた高知県奈半利(なはり)町の職員と親族、返礼品業者が贈収賄容疑で次々と逮捕された。海辺の町でいったい何が起きていたのか。この制度はなぜ生まれ、できた制度は何を生んでいるのか。高知新聞の報道部と地元支局が事件の実相を追う連載「虚(うつ)ろな税(ちから)」は、高知新聞Plusで全文読むことができます。

ふるさと納税を巡る事件で揺れる奈半利町。のどかな風景が広がる(ドローン撮影)


 「この町はどこでおかしゅうなったがやろか?」

 奈半利町のふるさと納税事件が表面化した今年3月以降、町民はあちこちで首をひねり、自問し、考え込んでいる。

 「返礼品が足りんなったとき、『ごめんなさい』と寄付者に断る勇気があれば…」「ありゃバブルやった。皆、いつか終わると分かっちょった」

 「結局よ…」。初老の男性がつぶやく。

 「一番幸せやったのは、朝どれの魚、もぎたての野菜を箱に詰めよった頃やないろうか…

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 奈半利町 奈半利町ふるさと納税事件 虚ろな税

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月