2020.06.23 08:46

虚ろな税 奈半利事件の実相(15=終)自問 一番幸せやったのは…

 「ふるさと納税」で全国有数の寄付金を得ていた高知県奈半利(なはり)町の職員と親族、返礼品業者が贈収賄容疑で次々と逮捕された。海辺の町でいったい何が起きていたのか。この制度はなぜ生まれ、できた制度は何を生んでいるのか。高知新聞の報道部と地元支局が事件の実相を追う連載「虚(うつ)ろな税(ちから)」は、高知新聞Plusで全文読むことができます。

ふるさと納税を巡る事件で揺れる奈半利町。のどかな風景が広がる(ドローン撮影)
ふるさと納税を巡る事件で揺れる奈半利町。のどかな風景が広がる(ドローン撮影)

 「この町はどこでおかしゅうなったがやろか?」

 奈半利町のふるさと納税事件が表面化した今年3月以降、町民はあちこちで首をひねり、自問し、考え込んでいる。

 「返礼品が足りんなったとき、『ごめんなさい』と寄付者に断る勇気があれば…」「ありゃバブルやった。皆、いつか終わると分かっちょった」

 「結局よ…」。初老の男性がつぶやく。

 「一番幸せやったのは、朝どれの魚、もぎたての野菜を箱に詰めよった頃やないろうか...

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