2020.06.22 08:45

虚ろな税 奈半利事件の実相(14)時代 パイを奪い合わせた

 「ふるさと納税」で全国有数の寄付金を得ていた高知県奈半利(なはり)町の職員と親族、返礼品業者が贈収賄容疑で次々と逮捕された。海辺の町でいったい何が起きていたのか。この制度はなぜ生まれ、できた制度は何を生んでいるのか。高知新聞の報道部と地元支局が事件の実相を追う連載「虚(うつ)ろな税(ちから)」は、高知新聞Plusで全文読むことができます。

 総務省のウェブサイトには「ふるさと納税で地方創生」という題字の下、制度の意義が記されている。その一つが「自治体間の競争が進むこと」。奈半利町職員の柏木雄太は何と競い、競わされたのか。

 「住民税という、総量の変わらないパイを各自治体に奪い合わせた。熱心な職員ほど寄付額を追い求め、モラルの低下を誘発しがちな制度だった」...

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