2020.06.12 08:38

【動画】梼原の隈研吾建築を知る「ミュージアム」 6/12オープン 模型や実物「思い」も紹介

展示されている木橋ミュージアムの模型 (梼原町太郎川)
展示されている木橋ミュージアムの模型 (梼原町太郎川)
 建築家の隈研吾さん(65)が高知県高岡郡梼原町で手掛けた6施設を紹介する「隈研吾の小さなミュージアム」が12日、梼原町太郎川の木橋ミュージアム「雲の上のギャラリー」内にオープンする。町は「隈さんを知るのに最適な場になった」とPRしている。


 隈さんが梼原町を初めて訪れたのは1987年。現在も残る木造芝居小屋「ゆすはら座」との出合いが、後の木を生かした設計哲学に大きな影響を与えたと語っている。

日本の伝統的な「地獄組」に触れることもできる(梼原町太郎川)
日本の伝統的な「地獄組」に触れることもできる(梼原町太郎川)
 梼原町では、1994年の「雲の上のホテル・レストラン」を皮切りに、2006年に町総合庁舎、2010年に「マルシェ・ユスハラ」と木橋ミュージアム、2018年に梼原町立図書館、梼原町複合福祉施設の6施設を設計。現在も町との交流が続いている。

 隈さんが東京五輪のメイン会場になる国立競技場の設計を手掛けたことで、2018年ごろから梼原町を訪れる国内外の見学者が急増。6棟を紹介する場を設けようと、町が約3千万円をかけて整備した。

「隈研吾の小さなミュージアム」が設けられた雲の上のギャラリー(梼原町太郎川)
「隈研吾の小さなミュージアム」が設けられた雲の上のギャラリー(梼原町太郎川)
 「隈研吾の小さなミュージアム」は約170平方メートル。パネルで施設のコンセプトなどを紹介するほか、木橋ミュージアムの全体模型を展示。梼原町立図書館や国立競技場で使われた、「地獄組」と呼ばれる日本の伝統的な木組みの実物を置いたほか、隈さんが建築や梼原町の作品への思いを語るインタビュー動画を流している。

 ゆすはら観光交流案内所「まろうど館」の池田洋館長(56)は「ここを起点に、実際の建物に足を運んでほしい」と呼び掛けている。午前10時~午後5時で年中無休。雲の上のギャラリー入館料は高校生以上200円、中学生以下と65歳以上100円。

 町内の6施設を約2時間で回る有料ガイドツアーもある。問い合わせは、まろうど館(0889・65・1187)へ。(富尾和方)

カテゴリー: 主要文化・芸能高幡

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