2020.06.05 08:43

フォっトけないす かつての倉庫が変身 えちごやカフェ(仁淀川町)

宙に浮いたような「えちごやカフェ」(仁淀川町名野川)
宙に浮いたような「えちごやカフェ」(仁淀川町名野川)
 愛媛県境から国道33号を吾川郡仁淀川町の中心部へ。名野川地区に差し掛かり、中津渓谷へ上がる坂道を少し過ぎたところで、ポンと宙に浮いたような四角い建物が目に飛び込んできた。素っ気ないと言えば、素っ気ない建物なのだが…。妙に味がある。

 こぢんまりした建物は、2018年7月にオープンした「えちごやカフェ」。地元で100年以上続く雑貨店「越後屋」を継いだ品原由紀さん(48)と高村千明さん(58)の姉妹が経営している。

かつての外観。もとは車のサービスステーションだった(年代不詳)(仁淀川町名野川)
かつての外観。もとは車のサービスステーションだった(年代不詳)(仁淀川町名野川)
 屋号の由来は「先祖が新潟県の行商だった、らしい」とか。2人がカフェとして生まれ変わらせた築50年超の建物は、かつてガソリンスタンドとともに経営していた車のサービスステーションで、タイヤやオイルの交換をしていた。

 外階段を上り、元は倉庫だったという店内へ。約20平方メートルの空間は、どこか懐かしい雰囲気。実家に眠っていたという100年以上前の食器棚があり、年季を感じるガス炊飯器が現役で活躍中。すりガラスが入った窓からは、仁淀川の流れが見下ろせる。

カフェを経営する高村千明さん=左=と品原由紀さん
カフェを経営する高村千明さん=左=と品原由紀さん
 姉妹が子どもの頃は周りに食堂も多かったが、今では数えるほど。だからこそ、「地域にいつもある、開いているだけで元気を与えられるような店にしたい」と2人。ランチを中心に「家庭の味」を届けている。

 見た目は素っ気ないのに、何だかあったかい。そんな昭和の香りが漂うカフェで、仲良し姉妹がおいしいご飯を作っている。(楠瀬健太)

カテゴリー: グルメ高吾北高知のニュース

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