2020.06.01 08:37

できたて料理を自転車で宅配 香南市の男性が無償で支援

自転車で依頼主に配達する斉藤光明さん(右)。お好み焼きもほかほかだ=香南市野市町東野
自転車で依頼主に配達する斉藤光明さん(右)。お好み焼きもほかほかだ=香南市野市町東野
 新型コロナウイルスの感染症の影響でテイクアウトに力を入れる店を応援しようと、高知県香南市の男性が自転車で無料の宅配ボランティアに汗を流している。サイクリストで香南市地域おこし協力隊の斉藤光明さん(27)。自慢の脚力と行動力で、「提携店舗を増やし、利用拡大に力を入れたい」と意気込んでいる。

 斉藤さんは香南市の「自転車を活用したまちづくり」の促進が任務。サイクリングコースのPRのほか、自身が代表を務める自転車のNPO法人Maze-Cle (マゼクル)で、ツーリングなどのイベントも企画している。

 コロナ禍で「好きな店に食べに行けない」という声を聞き、「サイクリストだからできる支援を」と決断。自身の休日を中心にサービスを始めた。

 現在提携しているのは香南市の「ルーカフェ」「かとり」「とさを商店」「末広屋」の4店。宅配希望の客から注文を受けた店が斉藤さんに依頼する。5月19日は、事前に予約を受けていた末広屋から約7キロ先の家に、温かいモダン焼きなどを30分ほどで届けた。

 配達エリアは、「2時間以内に届けられる場所なら」と斉藤さん。香南市から高知市鴨部まで届けたこともある。4月21日にサービスを始め、これまでに15件近く請け負った。

 コロナ収束後の活動継続も視野に入れ、香南市社会福祉協議会などと連携して案内チラシを配布予定。高知工科大学の自転車部員や、NPO法人のメンバーなど5、6人が活動に協力してくれそうだという。斉藤さんは「お年寄りの生活支援の面で需要があれば、今後はNPOとしての活動も考えたい」と話している。(川嶋幹鷹)

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カテゴリー: 社会新型コロナウイルス社会香長

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