2020.05.29 08:40

四万十町「美馬旅館」が半額プラン 町内在住者向け

近くて遠かった町内のお宿。乾杯する「井上糀店」従業員ら(四万十町の美馬旅館)
近くて遠かった町内のお宿。乾杯する「井上糀店」従業員ら(四万十町の美馬旅館)
 新型コロナウイルスにより宿泊業者が大打撃を受ける中、高岡郡四万十町本町の美馬旅館が町内在住者向けの半額プランを打ち出した。早速、町内の企業が1泊2日の慰安旅行として同旅館の「はなれ 木のホテル」を利用した。
 
 同旅館は1891年創業の老舗。四万十ヒノキをふんだんに使い2018年に完成した「はなれ」は昨年、「ウッドデザイン賞」を受賞した。コロナの影響で4月以降キャンセルが相次ぎ、一時は8月までの予約がほぼゼロになったという。
 
 1カ月休業し、12日に再開。町内向けには料金が約半額、県内なら同町産のコメか牛肉の土産を付けるプランを始めたところ、少しずつ予約が入り始めた。
 
 半額プランを利用したのは同町六反地の「井上糀(こうじ)店」。計画していた台湾への慰安旅行がコロナで吹き飛んだ。「何かでストレスを発散したい」と従業員らで話し合っていた時に、同旅館のフェイスブックで半額プランを見つけた。「今ならお客さんもいない」と早速予約。25日夜に8人で訪れた。
 
 井上雅恵社長(51)は「美馬旅館はもちろん知ってたが、泊まったことはなかったので新鮮。長時間の移動もないので、こんな旅行もいい」と満足そうにビールを飲んだ。
 
 美馬勇作館主(49)は「地元の旅館やホテルに泊まって非日常を味わうというのは、東京あたりの人はよくやっている」。県外、海外への旅行はしばらく難しくても、地元で旅気分を味わうことを勧めている。(井上太郎)

関連記事

もっと見る

カテゴリー: 社会新型コロナウイルス社会高幡

ページトップへ