2020.05.25 08:40

フォっトけないす 竜串の看板ネコ(土佐清水市)

看板ネコのうし店長。10年以上、店を守る (写真はいずれも土佐清水市三崎=島本正人撮影)
看板ネコのうし店長。10年以上、店を守る (写真はいずれも土佐清水市三崎=島本正人撮影)
「うし」と「そら」
 高知県土佐清水市三崎の土産店に、観光客らをお出迎えする看板ネコがいる。「うし店長」と「小店長そら」。コロナ禍で竜串地区もすっかり人足が遠のいてしまった中、「お客さんが来ないかニァ~」。日がな一日、のんびり来客を待っている。

「海は気持ちいいニァ~」。潮風に吹かれる、うし店長
「海は気持ちいいニァ~」。潮風に吹かれる、うし店長
 白黒模様で年齢不詳の「うし」は10年ほど前から、「海の物産館ながしま」で“働く”。毎朝9時ごろ、店主が店を開けると、どこからか出勤。昼間は誰にでも体をスリスリする老練の技で“接客”に励み、夕方にはいずこかへ姿を消す。

カウンターで客を出迎える小店長そら
カウンターで客を出迎える小店長そら
 こちらも年齢不詳の「そら」は1年半ほど前から、海の物産館内にある「たつくし海中観光」のグラスボート(現在は土日に予約営業中)の乗船券売り場で、受付を“担当”している。毎朝、海沿いの遊歩道をパトロールしてから売り場のカウンターなどで、あくびをしつつ油を売る。夜には“当直”もしている、とか。

 地元の人に聞けば、もともと2匹は野良猫。人なつっこい性格で、物産館の従業員がお金を出し合い、動物病院で不妊手術を受けさせた。今ではすっかり「地域猫」として親しまれている。

 たつくし海中観光社役員の浜口宏樹さん(41)によると、「うし」も「そら」も観光客らに人気。話を聞きつけ、わざわざ県外から会いに来る人もいるという。

 実は「仲が良くない」という2匹だが、近づくと、それぞれが声をそろえるように「(早くみんなに会いたい)ニァ~」。にぎわいが戻る日を心待ちにしている。(山崎彩加)

カテゴリー: 社会幡多

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