2020.05.25 08:35

子育て頑張り過ぎないで 小児科医・吉川清志さん呼び掛け

「子育てで助けてもらうのは悪いことではないですよ」と語る吉川清志さん(南国市の土佐希望の家医療福祉センター)
「子育てで助けてもらうのは悪いことではないですよ」と語る吉川清志さん(南国市の土佐希望の家医療福祉センター)
 高知新聞社の子育て応援ウェブメディア「ココハレ」では、子育て支援に取り組む皆さんへのインタビューを掲載しています。小児科医の吉川清志さんは、高知医療センターの元病院長。高知県の小児医療に30年以上携わってきた経験から、お父さん、お母さんに「ほどほどの子育て」を提唱しています。

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 新型コロナウイルスの感染者が県内で初めて確認された2020年2月、吉川さんは「感染した人を悪く言わないで」とメディアを通じて呼び掛けました。冷静で的確な語り口が「分かりやすい」と話題を呼んでいます。

 1952年、岡山県倉敷市生まれ。医師を志した理由は「岡山に住んでいるから、岡山大に行こうかな。理系だから医学部かな」というもの。「僕は『これだ!』と決めたことに突き進むタイプではなく、目の前のことを一つ一つこなしていくタイプ」と語ります。

 岡山大卒業後は「幅広く、その人全体を診ていきたい」と小児科へ。1989年に地元の岡山を離れ、過去に勤務を経験した縁で、高知県立中央病院(現在の高知医療センター)に移りました。

 当時の高知県立中央病院は高知県の小児科医療の要でしたが、「新生児医療はまだまだ遅れていた」。産婦人科医と連携した「新生児搬送」や、交代で急患に対応する小児科輪番制の導入などを進めました。「(高知での医療は)目の前のことを一つ一つこなすという僕の生き方に合っていました」と振り返ります。

 「幅広く、その人全体を診ていきたい」という医学生の頃からの思いを胸に、病気や障害のある子どもを育てる親への支援にも取り組んできた吉川さん。たくさんの親子と関わり、「子育てにおいて『頑張り過ぎる』ことは危険だ」と考えるようになりました。

 「子どもとともに親も育ちます。うまくいかないからといって自分を否定することはないし、助けてもらうことは悪いことではありませんよ」(門田朋三)


詳しくはウェブで
  ココハレでは吉川さんへのインタビューを掲載しています。

カテゴリー: 教育子育て

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