2020.05.25 08:38

須崎カンパチ20万匹窮地 通販で支援を 新型コロナで出荷減

養殖カンパチをしんじょう君とPRする西山慶組合長(須崎市役所)
養殖カンパチをしんじょう君とPRする西山慶組合長(須崎市役所)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、飲食店向けに出荷できなくなった、高知県須崎市の養殖カンパチ20万匹の売り先を確保しようと、須崎市のキャラクターしんじょう君が店長を務める通販サイトが販売を始めた。

 カンパチは、養殖が盛んな須崎市野見湾の主力で、野見漁業協同組合(西山慶組合長)によると、14業者が年間約40万匹を主に県外に出荷している。

 しかし、取引先だった飲食店やホテル、旅館などの営業自粛が響き、出荷が5分の1程度に激減。出荷時期を過ぎた成魚が増え始め、このままでは最悪20万匹が廃棄処分になる恐れがある。

 西山組合長らは、しんじょう君の運営会社パンクチュアルに販路を相談。パンクチュアルが運営する通販サイト「高知かわうそ市場」で販売することになった。通常、養殖カンパチはほとんどが卸業者に販売。今回、一般消費者にPRするために新たにブランド名も公募する。

 22日に須崎市役所でしんじょう君らと記者会見した西山組合長は「出荷できないが餌代はかさみ続ける。このままでは廃業する業者も出てくる」と窮状を説明。「生餌や飼育方法にこだわった野見湾のカンパチは日本一の品質と自慢できる。何とか買って食べてもらいたい」と呼び掛けた。

 サイトでは、通常1万円する4キロ程度の成魚を6880円、6千円の半身を4670円で販売。2800円のお試しセットも用意している(いずれも税込み、送料別)。

 ブランド名はツイッターの「#20万匹の名無しのかんぱちに名前を」で6月12日まで募集。最優秀賞1人、優秀賞2人にカンパチを贈る。(富尾和方)

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