2020.05.24 08:40

【動画】珍深海魚・アカグツ2匹撮影成功 珍しい「ペア」宿毛市鵜来島

水深35メートルの海底で見つかった2匹のアカグツ(河口千弥さん撮影)
水深35メートルの海底で見つかった2匹のアカグツ(河口千弥さん撮影)
 宿毛市の鵜来島近くの水深35メートルほどで22日、アンコウの仲間の深海魚「オキアカグツ」2匹が撮影された。通常は水深200メートル以上に生息しており、泳ぐ姿を目にすることはまれ。群れることがほとんどないため、2匹同時に撮影されるのも珍しいという。
 
 撮影したのは、兵庫県加古川市で「ダイビングスクール・カナウ」を経営する河口千弥(ちや)さん(39)。10年ほど前から鵜来島周辺の海中生物を調査しており、この日は、地元のダイバーとともに島西側の海域で撮影に成功した。
 

 
 オキアカグツは九州から本州まで広く分布。深海に生息するため、底引き網などに掛かった個体が港で確認されることはある。
 
 これまでにも鵜来島周辺でオキアカグツを目撃している河口さん。水温が高くなり始めるこの時季、産卵のために浅い海に現れるようになるという。
 
 今回見つけたのは体長30センチ弱の2匹。これまでも1匹ずつの確認はあったが、2匹が十数センチほどの距離で並ぶ様子は「宝くじが当たるよりすごいこと」(河口さん)。世界中で年間100カ所以上の海に潜るという河口さんは、「鵜来島の海はどんな魚がいてもおかしくない宝の海。世界でもこんな豊かな環境はない」と興奮気味に話していた。(新妻亮太)

カテゴリー: 主要環境・科学幡多

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