2020.05.13 08:41

俳優・井浦新さん「国壊さないで」義父・山本有二氏「説明足りない」

俳優の井浦新さん
俳優の井浦新さん
 検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案について、ツイッターで広がっている抗議声明。俳優の井浦新(あらた)さんもその一人で、義父に当たる自民党衆院議員の山本有二氏(比例四国)は「政府の説明があまりにも足りない」と慎重な審議を求めた。

自民党衆院議員の山本有二氏
自民党衆院議員の山本有二氏
 法案が実質審議入りしたのを受け、井浦さんは10日に「もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないでください。この国を壊さないでください」とツイッターに投稿。閲覧者からの「いいね」の反応は約11万件に上っている。井浦さんは、自民党衆院議員の山本有二氏の次女の夫。

 井浦さんと電話でこの件を話したという山本有二氏は「(ツイートについて)『すみません』と恐縮しっぱなしだった」と明かし、「国民に懸念があることに、彼がメッセージを出すのは悪くない。私が同じ立場なら同じことを言った」と娘婿をフォロー。「新型コロナウイルス対策を必死にやってほしいと思っている時に、なぜこの法案を審議するのかという思いがあるのだろう」とおもんぱかった。

 弁護士資格を持つ山本氏は、法案により内閣が恣意的に検察人事に介入する恐れについて「検察の独立について政府はきちんと襟を正しているということを常に語っていかないといけない」と注文を付けた。

 年金受給の兼ね合いから検察官の定年延長には理解を示し、「与党の一員として法案には賛成する」としつつ、政府が今年1月に黒川弘務東京高検検事長を定年延長した閣議決定とのつじつま合わせという疑念には、「あの決定には個人的に疑問を抱いている」と強調。その上で「疑問を払拭(ふっしょく)するためにもコロナが収束した後にゆっくり議論すべきだ」とした。(安岡仁司)

カテゴリー: 政治・経済

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