2020.05.12 08:35

こうち総文の変則開催に安堵、困惑… 高校生の思い交錯

「2019さが総文」美術・工芸部門で、交流を深める本県など全国の高校生たち。こうち総文では、こうした例年の光景が一変しそうだ(昨年7月、佐賀市)
「2019さが総文」美術・工芸部門で、交流を深める本県など全国の高校生たち。こうち総文では、こうした例年の光景が一変しそうだ(昨年7月、佐賀市)
高知県の生徒「最先端の大会に」
 新型コロナウイルスの影響で、今夏の全国高校総合文化祭「2020こうち総文」が高知県内各会場に生徒を集めない変則開催となり、参加予定の全国の高校生からはさまざまな声が上がっている。「中止回避に感謝」という安堵(あんど)の一方、「開催できない部門も出るのでは」「オンラインで演奏などが正しく伝わるのか」といった不安も。地元、高知の生徒は「時代の先端を行く大会に」と期待を膨らませた。

 高知新聞のウェブサイトで変則開催を速報した10日以降、LINE(ライン)アカウント「部活ができない~文化部・総文編」などに、多くの反応が寄せられた。

 文化部系23部門、延べ約2万人の参加者は大半が確定済み。努力の末に出場権をつかみ、交流を心待ちにしていた生徒は「せっかく高知に行けると思っていたのに」(群馬県の高3男子、書道部)と残念がる。

 一方、「本当にうれしい。感謝の気持ちでいっぱい」(京都府の高3男子、放送部)、「最初で最後の総文。良い思い出にしたい」(福島県の高3女子、美術部)と、何らかの形で参加できることを歓迎する声も。

 開催方法の一つとして模索されているオンライン活用に関しても、喜びと困惑が相半ばした。

 「ライブ配信などで他校と活動紹介し合うのかなと想像していて、楽しみ」(山形県の高3女子、新聞部)

 「エキシビションでもいいので、オンラインで団体戦をしたい」(東京都の高3女子、競技かるた部)

 「部活再開の見通しがなく、過去の演奏動画や音源でも審査してほしい」(神奈川県の高3女子、軽音楽部)

 「和太鼓や琴は、動画での審査は困難。カメラの性能や撮り方で見え方が変わる」(埼玉県の高3男子、和太鼓部)

 地元、高知の高校生にも話を聞くと―。

 岡豊高校3年の男子ギター部員は、「県内の生徒だけで盛り上げていけるかな…」と不安顔。それでも「生演奏は無理でも、映像など何らかの形で聴いてもらい、僕たちの高知県をアピールしたい」。

 「どんな形であれ、開催されるのに安心した」と話すのは、土佐女子高校2年の演劇部員。「オンラインで劇を披露できるなら、多くの人に元気を届けたい。こんな状況の今こそ、ピンチをチャンスにし、時代の先端を行く総文の幕を上げたい」と語った。

 こうち総文の変則開催は、主催の全国高校文化連盟や高知県実行委員会などが12日に正式発表する予定。各部門の開催内容の変更はその後、順次決定され、公表される見込み。(「こうち総文」取材班)
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