2020.05.08 08:39

「外食は4人以下で」 高知県感染対策協会長の吉川医師が指摘

吉川清志医師
吉川清志医師
 高知県による飲食業者らへの休業・営業時間短縮要請が7日に解除された。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、どのような点に気を付ければいいのか。高知県感染症対策協議会会長の吉川(きっかわ)清志医師に聞いた。

 吉川医師は、カラオケやバーでクラスター(感染者集団)が発生した県内の状況を踏まえ、「マスクを着用せずに密接して会話することが感染のリスクを高める」と指摘する。

 その上で、営業する店は、来店者と従業員全員のマスク着用▽全員の手洗い、手指の消毒▽来店者・従業員・客席同士の間隔を1メートル以上離す▽可能な限りの換気と室内消毒―の四つ全ての感染対策が必要とする。

 「少し厳しい条件かもしれないが、『密接場面をつくらない』という意識を持って営業を再開してもらいたい。同居の家族同士なら席を離す必要はありません」

 また、飲食店を利用する際は食事でマスクを外すため、滞在時間は1時間以内にする▽家族または4人以下の小規模なグループでの会食に限定する▽大声で会話しない―の3点を全て守ってほしいという。

 「『1時間以内』に明確な根拠はないが、常識的な範囲での目安です。人数が多くなれば席が遠い人に聞こえるように大きな声が出るので、一つのテーブルに座れる程度の人数で利用を」。高知県は5日の会見で「店内にいる時間は短時間に」「家族または小規模なグループでの会食に限定」と発表していた。

 4月30日以降は県内で新たな感染者は確認されていない。吉川医師は「緩めるところは緩めて構わないが、事業者側も県民も『近い距離で対面で話す』ことは避けてほしい」と呼び掛けている。(山本仁)

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