2020.05.01 08:33

2020こうち総文 開催信じ「今は準備を」 「部活ができない」文化部員の声

こうち総文プレ大会の総合開会式。果たして今夏、高校文化部最大の祭典は開かれるのか(昨年11月、高知市)
こうち総文プレ大会の総合開会式。果たして今夏、高校文化部最大の祭典は開かれるのか(昨年11月、高知市)
 新型コロナウイルスの感染拡大で、今夏の全国高校総合文化祭「2020こうち総文」開催が危ぶまれる中、高知新聞社が開設したLINE(ライン)公式アカウント「部活ができない~文化部・総文編」に多くの声が寄せられている。「開催を信じて、今できる準備をするだけ」「やってきたことを無駄にせず、次の目標へ向かう」。県内外の中高生が抱いている、総文や文化部活動への思いとは―。  
 
 寄せられた声の多くは、こうち総文の開催を望むもの。「今は家で作品を制作したり、共同制作中のメンバーと電話で話し合ったり、できることをやっています」という美術部の高2男子は、自身初の総文とあって「出られることを祈っています」。
 
 演劇部の高2女子も開催を願う1人。「台本を読んだり、作品に関連することをまとめたりなど、一人でできることは限られているけど、体調管理しながら、万全の状態で総文に備えています」
 
 放送部の高3女子は、「総合開会式やパレードは無理かもしれませんが、美術や書道など、その場に生徒がいなくても審査できる部門だけでも開催しては」と提案した。
 
 開催を熱望する声は県外からも。箏曲部の岐阜県の高2女子は「総文の舞台で、この部でしかできない演奏をしたい。ただ判断を待つしかできない自分が、無力で悔しい」。
 
 伝統芸能部に所属する富山県の高3女子は「マスクでの演奏でも、無観客でもいい。本番のステージで弾きたい。部活が再開したら死ぬ気で練習します! だから絶対開催してほしい」と、総文出場という夢の実現を願っている。
 
 総文の開催判断は大型連休後の見込みだが、文化部では既に、さまざまな演奏会や全国大会の中止が決定。ハンドベル部の高3女子は「集大成の定期演奏会が中止、引退式も無期限延期、音楽部合同校内演奏会も中止…。悔しい」と一言。
 
 総合科学部の高2男子は「地学オリンピックで世界大会を目指して頑張ろうと意気込んでいたところに、中止の知らせ。仕方がないといえばそうだけど…」と残念がった。
 
 高校生だけでなく、中学生の文化部員もまた、長引く活動休止にあえいでいる。
 
 吹奏楽部の中3男子は「今部長をやっていて、やっとみんなの音がまとまってきたところだった。部活が中止になり、このまとまりがなくなってしまうのか、コンクールも中止になるのかと、不安でいっぱい」。
 
 一方で、大会に出たいという思いをのみ込み、現実を受け止めている生徒も。
 
 大目標の全国大会が中止になったという放送部の高3男子は「真っ先に思ったことは、判断をここまで粘ってくれた大会運営への感謝」とコメント。「当然悔しさもあります。やり場のない怒りもあります。でも、大会のためにやってきたことは決して無駄にならない。そう信じて、次の目標に向かいたい」(「こうち総文」取材班)

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