2020.04.10 08:40

高知大「遠隔講義」の教材作り 新型コロナ対策 東京の映像会社無償で協力

オンラインで配信する講義を収録する高知大学の赤池慎吾准教授と東京映画社員ら(安田町の同社サテライトオフィス)
オンラインで配信する講義を収録する高知大学の赤池慎吾准教授と東京映画社員ら(安田町の同社サテライトオフィス)
 コロナ禍の学び、オンライン教材でサポート―。新型コロナウイルス感染が拡大する中、高知大学が遠隔講義の教材作成試験を始めた。撮影と編集は映像製作会社「東京映画社」(東京都港区)が無償で協力。安芸郡安田町の同社スタジオで8日、初めての撮影が行われた。 
 
 感染リスクを減らすため、高知大は入学式を中止し、対面での講義も5月6日まで原則禁止する。
 
 そこで、高知大次世代地域創造センターの赤池慎吾准教授は、国も推奨するネットを活用した遠隔授業に注目。ただ、オンライン教材作成には不慣れな教員もいることから、ノウハウの確立を探っている。
 
 同社は安田町にサテライトオフィスを設け、県東部を中心に動画などの素材を撮影している。町で活動する高知大生ボランティア「えんむすび隊」と交流があり、今回の協力につながった。
 
 この日は同社スタジオで、主に新入生が受講する地域活性化についての講義3回分相当を収録。赤池准教授が15分ほどに分けて講義し、プロのカメラマンが撮影した。講義で用いたスライドを映像に落とし込むなど映画社が編集し、学内システム上に公開する計画。
 
 赤池准教授は「繰り返し見たり、巻き戻したりと、オンライン教材ならではのメリットも生かしたい。教員が教育に専念できる環境を目指す」。東京映画社の百々(どど)立夫社長は「地方へ来て、こういうことでも力になれるとヒントをもらった。小、中、高校の先生方も相談してもらえれば」と話している。(北原省吾)

関連記事

もっと見る

カテゴリー: 教育新型コロナウイルス社会安芸

ページトップへ