2020.04.03 14:41

触って楽しい! 布絵本や点字付き絵本 オーテピアに企画コーナー 高知市


押して音を出したり、質感を確かめたり…。触って楽しめる絵本があります。文字を読むだけでなく、見る、聞く、触るなどさまざまな感覚を使う絵本は、障害のあるなしや年齢などにかかわらず、誰もが楽しめる本でもあるんです。そんな絵本を集めた企画コーナーが、高知市のオーテピア高知図書館2階に設けられています(4月30日まで)。

◆仕掛けいっぱい! 布絵本

最初に目に入るのは、「布絵本」。聞き慣れない言葉ですが、これは文字通りフェルト材などの布でできた絵本のこと。ボタンや面ファスナーなどさまざまな仕掛けが付いており、遊びながら、留める、引っ張るなどの手指の動きを学べるよう工夫されています。

例えばこの「つくってみよう」という絵本。2月に高知市の春野高校の生徒たちからオーテピアに寄贈された、手作りの1冊です。空の弁当箱に面ファスナーが付いたおにぎりや卵焼き、イチゴなどをくっつけていくと…あら、おいしそうなお弁当の出来上がり!





4歳と2歳の子どもたちと来館した南国市の女性(36)は、「布絵本はおもちゃ感覚で遊べるので、子どもははまりそう。破れにくいので安心ですね」。

丈夫さ。布絵本の魅力は、ここにもあります。年齢の低い子どもは、なめたりかんだりするのが大好き。紙の絵本だと破れてしまいますが、布ならそんな心配は少ないようです。

◆みんなで楽しい! 点字付き絵本

布絵本と並んで、文字と点字の両方を記した「点字付き絵本」も紹介されています。

生き物の写真の部分に、ホッキョクグマの毛皮の温かさや、ヘビのうろこのなめらかさなどを連想できるような加工を施した図鑑。ロングセラーの「はらぺこあおむし」は、絵の部分にさまざまな布やテープを付け、ざらざら、すべすべといった手触りの違いを確かめることができます。視力などに障害のある人もそうでない人も、みんなで楽しめる絵本です。


◆貸し出しOK

企画コーナーに展示されている触る絵本は、ほんの一部。もっと見たい、知りたいという人は、コーナー奥の「バリアフリー資料コーナー」へ。ここには、布絵本のほかに、大きな文字を使った「大活字本」や、写真や絵文字などで構成された「LLブック」など、誰もが読書を楽しめる本がずらり。全て貸し出しOKです。

出前図書館などでは多くの人が興味を示してくれるという触る絵本。ただ、買うと高価なものも少なくありません。オーテピア高知図書館の担当者は「誰もが楽しめる絵本を、一度図書館で体験してもらいたい」と話しています。問い合わせはオーテピア(088-823-4946)へ。(上野芙由子)




カテゴリー: 社会主要

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