2020.04.03 08:52

机の消毒、屋外始業式、参観日延期…県内校再開へコロナ対策

新型コロナウイルスの感染予防策を協議した職員会(2日午後、高知市の城東中)
新型コロナウイルスの感染予防策を協議した職員会(2日午後、高知市の城東中)
 机を毎日2回消毒、参観日延期、音楽の授業は見合わせ―。新型コロナウイルス感染症が広がる中、高知県内の小中高校では7日からの学校再開を見込み、あの手この手の感染予防対策が進んでいる。教員からは「学校のあらゆる活動が(感染しやすい)『三つの密』になる。限界はあるが、やるしかない」という声も漏れる。 

▶県内小中高7日再開へ 感染対策を着々準備

 2日午後、高知市江陽町の城東中学校。春の異動で教員が一部入れ替わり、新態勢下での職員会が開かれた。大谷俊彦校長は冒頭、「新型コロナを意識した入学式を考えよう」と呼び掛け、対応の協議が続いた。

 感染収束が見通せない中の再開。城東中学校に限らず、県内小中高校はどこも、7日の再開以降は「三つの密」(密閉空間、密集場所、密接場面)をできるだけ避ける学校運営を模索してきた。

 児童生徒と教職員はマスクを着用し、マスクのない子には学校から配布▽教室の窓をこまめに開けて換気▽特に小学校は机を2席ずつつなげるのをやめ、できるかぎり間隔を空けて並べる―など。

 県内最大の800人の児童が通う南国市の大篠小学校は、7日の始業式を体育館ではなく屋外の運動場で行う。歌ったり、リコーダーを吹いて飛沫(ひまつ)が拡散するのを防ぐため、当面音楽の授業を見合わせることも視野に入れているという。

 香美市教育委員会は3日の校長会で、市内の小中学校に向けて対策の通知を出す。子どもが触れる机や階段の手すりなどは1日2回消毒し、保護者には子どもの毎朝の検温をお願いし、学校が記録を付けて体調の変化を見逃さないよう依頼する。

 高知市内のある小学校は子どもと保護者が同じ教室に入る参観日を延期に。別の小学校では、給食中は会話をしないよう指導するという。教頭は「臨時休校による2019年度の学習の遅れを取り戻すため、家庭訪問を原則取りやめて授業に充てるつもりだ」と話した。

 ただ、どの学校でも「感染リスクをゼロにするのは難しい」のが共通の認識。ある校長は「学校は再開したいが、子どもの健康が第一。正直、ジレンマに陥っている」。

 高知市の小中学生2人の母(39)は「無症状の感染者はいるだろうし、また休校になる可能性も。ドタバタしないよう今から心構えをしないと」。小学生2児の母(40)は「ママ友の間では『ほんとに7日から再開するの?』という話題で持ちきり。再開するなら、学校がどんな対策を取るのか周知してほしい」とこぼした。(石丸静香)

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カテゴリー: 社会新型コロナウイルス社会

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