2020.04.01 08:40

高知FD道原投手、オフに単身NZプロリーグへ武者修行「精神的にタフに」

海外での“武者修行”を終え、帰国後の練習試合で力投する高知FDの道原順也投手(東部球場)
海外での“武者修行”を終え、帰国後の練習試合で力投する高知FDの道原順也投手(東部球場)
 シーズンオフに単身でニュージーランドへ渡り、現地のプロ野球チームで“武者修行”してきた投手が高知ファイティングドッグス(FD)にいる。高知大出身の道原順也投手(23)。FD2年目となるシーズンの開幕を前に、「精神的にタフになって打者への恐怖心がなくなった。年間通して活躍できる投手になり、必ず優勝したい」と意気込んでいる。
 
 京都市出身の道原は、高知大時代に最優秀防御率のタイトルを獲得するなど活躍。卒業後、NPB(日本野球機構)入りを目指して2019年に高知FDに入団した。
 
 1年目は20試合に登板して4勝6敗。6、7月の北米遠征や10月の「みやざきフェニックス・リーグ」のメンバーにも選ばれた。「常に最高のパフォーマンスができたわけではないが、先発、中継ぎ、抑えといろいろな経験をさせてもらった」と振り返る。
 
 その北米遠征で感じたのが「日本の独立リーグの選手はオフはバイトしているが、海外の選手は野球で稼いでいる」ということだった。自分もバイトではなく野球で稼ぎたい―。そんな思いから海外チームに所属経験がある同僚に相談した。
 
 そして、オーストラリアとニュージーランドのチームが参加するプロ野球リーグABL(オーストラリアン・ベースボールリーグ)の日本人トレーナーを紹介してもらい、昨年、10月に連絡した。
 
 「枠は埋まっている。11月1日のトライアウトを受けないと分からない」との返事を受けたものの、「とにかく行こう」と決めた。オフシーズンに入った10月末、1個のキャリーバッグとリュックサック一つに野球道具と服を詰め込み、単身でニュージーランド・オークランド市に渡った。
 
 既にトライアウトは終わっていたが、ニュージーランド人の家にホームステイ。連絡したトレーナーが関わるクラブチームで野球を続けてチャンスをうかがった。1カ月ほどたった頃。試合で8回を投げ1失点、14奪三振と好投した。それがプロの目に留まり、ABLのチーム「Tuatara」と契約を結んだ。
 
 ABLには元メジャーリーガーや各国の代表選手ら強打者が数多くいた。自信がある直球以外に、いろいろな変化球を試すうち、日本では投げていなかったスプリットが通用した。計7試合に登板し、プレーオフでもマウンドに立って3回無失点と好投。チームの地区優勝に貢献した。
 
 海外で手応えをつかみつつも、「まだまだ見直さないといけないことが多い」と道原。「オフも立ち止まることなく成長できたのは大きい。今年は勝負の年。もっと成長して目標をつかみ取りたい」と力強く話した。(村上和陽)

関連記事

もっと見る

カテゴリー: スポーツFDスポーツ

ページトップへ