2020.03.30 08:40

デニム生地でマスク 黒潮町「じぃんず工房大方」 

デニム生地で作られたマスク(黒潮町下田の口の「シャロットファーム」) 
デニム生地で作られたマスク(黒潮町下田の口の「シャロットファーム」) 
新型コロナで不足受け
 高知県幡多郡黒潮町下田の口のジーンズ製造会社「じぃんず工房大方」がデニム生地でマスクを作っている。新型コロナウイルスの感染拡大で全国的に品不足が続いている中、じぃんず工房大方の松田和司社長(53)は「マスクが欲しい人にできるだけ行き渡るように」と急きょ商品化。おしゃれアイテムとしてもひそかな人気を呼んでいる。

 クジラのしっぽがトレードマークのオリジナルブランド「isa」が人気のじぃんず工房大方。ジーンズのほか、エプロンやバッグなど、さまざまなデニム商品を販売しているが、「マスクは初めて」(松田社長)という。

 きっかけは、北海道北見市にある高知県の特産品店「土佐の高知の来てみい家(や)」からの依頼だった。コロナウイルスの感染拡大で知事が「緊急事態宣言」を出し、“マスク難民”があふれた北海道。じぃんず工房大方のデニム製品を取り扱っている「土佐の高知の来てみい家」店から2月下旬ごろ、「マスク作れませんか?」と相談された。

 「最初はぴんとこんかった」と松田社長。マスクの型をインターネットで探し、取りあえず試作。平面タイプだと、デニム生地がしっかりしているため隙間ができやすいし、肌に触れると少しごわつく。たどり着いたのは、顔にフィットする立体タイプ。依頼のあったその日にはサンプルを「土佐の高知の来てみい家」へ送ったという。

 口に触れる内側には綿の布をポケット状に縫い付け、ガーゼやフィルターを入れられる。色は藍色に加え、接客業者らからの要望で白も。子ども用(税別1200円)、大人用(税別1400円)でいずれも2サイズ。

 3月初めの発売から1500枚ほど売れており、リピーターも。松田社長は「マスクがいつまでも手に入らなくて困っている人がいる。欲している人に使ってもらえたら」と話していた。

 じぃんず工房大方の販売店舗「シャロットファーム」や、インターネットで購入可能。問い合わせはじぃんず工房大方(0880・43・1247)へ。(平野愛弓)

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