2020.03.28 08:41

漫画文化の拠点「高知まんがBASE」4月オープン 7000冊読み放題、作画スペースでイベントも

漫画誌約6千冊や単行本などがずらり。手前のカラフルな本棚兼椅子には、子どもも読める作品を置いた(高知市丸ノ内1丁目=楠瀬健太撮影)
 4月1日、オープンする県立公文書館。高知市丸ノ内1丁目の旧県立図書館を改装した建物には高知の漫画文化を紹介する「高知まんがBASE(ベース)」が併設され、多彩な複合拠点となっている。

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 漫画の情報発信や人材育成、交流を目的に県が新設する「高知まんがBASE」は、1階と3階のそれぞれ一部に入居する。公募型プロポーザルで選ばれた学校法人龍馬学園(高知市)が今後2年間の運営を委託されており、同法人の専門学校で作画を学んだスタッフらが常駐する。

 安倍夜郎さん=四万十市出身=の漫画「深夜食堂」のマスターのパネルが出迎える1階入り口では、高知の漫画文化や、輩出した漫画家たちを紹介する。

 まんがBASEの特色は収蔵する漫画誌の豊富さで、1階奥のエリアでは、県外の収集家らが寄贈した少年誌・青年誌・少女誌約6千冊を配架。出版社が無償提供した単行本などを合わせ計7千冊弱もの漫画本を読める。最大で1万3千冊程度は並べられるという。

 また「まんが甲子園」の過去の作品をタッチモニターで検索して見られるほか、大会の審査などで来高した有名漫画家の色紙が壁にずらり。3階の一室では、過去28大会の全作品を保管している。

「まんがルーム」にある、ライブドローイングなどに使える機材。お手本の手元を画面に映し、作画過程を学べる(高知市丸ノ内1丁目=楠瀬健太撮影)
 3階の作画スペース「まんがルーム」には、手描きの画材や、デジタル作画用の液晶タブレット6台を備えた。作画教室などのイベントも開く予定だ。

 場内には、所々に拡張現実(AR)技術を使った展示物がある。専用アプリを起動したスマートフォンを「AR」と表示があるパネルにかざすと、さまざまな情報や画像が画面に現れる仕組み。漫画のキャラクターと記念撮影を楽しめる趣向もあり、ファンに喜ばれそうだ。(大野泰士、徳澄裕子、竹村朋子)

カテゴリー: 文化・芸能高知中央

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