2020.03.02 08:42

高知の日曜市・ひろめ市場に客少なく 店じまい早め「続けば痛手」

普段より2割ほど店舗が少なかった日曜市。お客さんも少なめ(1日午前、高知市追手筋1丁目=島本正人撮影)
普段より2割ほど店舗が少なかった日曜市。お客さんも少なめ(1日午前、高知市追手筋1丁目=島本正人撮影)
 新型コロナウイルスの影響で各地のイベント中止が相次ぐ中、3月1日の高知市中心街は普段の日曜日より少なめの人出となった。
 
 3月8日、15日の中止が決定した日曜市。高知市が出店の自粛を要請した1日は、店舗のない区画が目に付き、市の職員が早めの店じまいを促してチラシを配る光景が見られた。
 
 3代にわたり野菜などを販売してきた男性(66)は「ここは県外からいっぱい人が集まるところやき。日曜市から広がったら大変」。40年以上出店する女性(73)は「(中止は)やりすぎじゃないろうか。お客さんと話すのが楽しみやに、人と長く話したら駄目というような世間の雰囲気もあって寂しい」とさえない顔をした。
 
 「ひろめ市場」も、いつもの日曜日のような混雑はなく、各テナントや来場者からは「先週と比べてお客さんの数は3~5割減」という声が聞かれた。
 
 中華料理店の店員(48)は「木曜日くらいから常連さんも寄り付かなくなってきた。客入りはいつもの半分くらい。この状況が続くのはかなりの痛手」。すしや刺し身などを売る女性店員(67)は「ひろめから感染者が出るのが一番怖い。思い切って一時的に店を閉めることも考えている」。
 
 客の中には楽観的な声も。兵庫県から訪れた夫妻は「高知はマスクを着けてる人が少なくてびっくり。きょうはアルコール消毒と思って楽しみます」とジョッキを傾けた。毎週ひろめ市場に来ているという男性(62)=南国市岡豊町=は「おきゃくも皿鉢祭も中止って過剰反応やない? ひろめ市場は消毒したり換気したり対策をしっかりとってほしいね」と話した。(谷沢丈流、深田恵衣)

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