2020.02.28 08:35

実は「カツオクジラ」だった!? 土佐湾ニタリと違うDNA

しぶきをあげて泳ぐあなたは、カツオクジラ?(昨年12月、土佐湾=佐藤邦昭撮影)
分類学の最前線 「別種」学説が有力に
 高知県土佐湾のホエールウオッチングの人気者といえばニタリクジラ。このニタリを「別種のカツオクジラだ」とする学説が有力になりつつある。専門家によると、ニタリの分類の歴史には紆余(うよ)曲折があったらしい。分類学の最前線をのぞいた。
  
 「カツオクジラが正解では?」

 土佐沖を泳ぐニタリクジラを元日の高知新聞で紹介したところ、こんな指摘をいただいた。ニタリクジラから新種が分かれカツオクジラと呼ばれているというのだ。

■亜種レベル?
 早速、問い合わせた先は日本鯨類研究所(東京)。「土佐湾などの沿岸に定住するニタリと、沖合に分布するニタリは、確かに別のグループです」。西脇茂利参事は落ち着いて話した。

 DNA分析で、土佐湾沿岸など黒潮より陸側にすむ「東シナ海系群」と、黒潮より外洋の「西部北太平洋系群」には違いがあるという。しかし…。...

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カテゴリー: 環境・科学主要

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