2020.02.26 08:40

広まれ!触って遊ぶ布絵本 高校生がオーテピアに5冊寄贈

寄贈した布絵本を持つ春野高校の3年生ら(高知市のオーテピア)
寄贈した布絵本を持つ春野高校の3年生ら(高知市のオーテピア)
先輩が作った本を改良 音が出る仕掛けも
 バリアフリーの「布絵本」を増やそう―。高知市春野町の春野高校の生徒たちが25日、手作りの5冊を高知市のオーテピアに寄贈した。残っていた先輩作の本を改良した春野高校オリジナルで、生徒たちは「たくさんの子に手に取ってもらいたい」と話している。

 布絵本はボタンやファスナーなどさまざまな仕掛けが付いており、障害のある子もない子も遊びながら手指の使い方を学べる。

 春野高校では、生徒たちが赤ちゃんと触れ合う体験学習を年数回実施。その際、協力してくれた親子に、生徒手作りの布絵本をプレゼントしている。

 オーテピアも布絵本を貸し出し中。ただ1冊約4千~1万8千円と高価で、38種類39冊にとどまっている。そんな中、春野高校の活動を知ったオーテピアは、2020年度から安い材料セットを購入し、生徒たちに作ってもらうことにした。

 この話を進める中で出てきたのが、春野高校に残っていた布絵本の活用話。耐久性や安全性を向上すればOKとなり、今年1月から「服飾手芸」の授業で、学んでいる3年生8人が改良に取り組んだ。

 「着替え」などがテーマの布絵本で、接着剤で取り付けられていた部分を、刺しゅう糸でしっかり縫い付け。押せば音が出る仕掛けや、新しいページも加えた。

 この日の寄贈式には8人を代表して、岡林小春さん、森下理名さんが出席。「だれもが安全に楽しめるように作った」「見て、聞いて、触って楽しめる絵本です。多くの人に利用してほしい」と5冊を手渡した。

 受け取ったオーテピア側は、「バリアフリー図書の収集に力を入れているが、数も種類もまだ十分でないので大変ありがたい」と話していた。5冊の貸し出しは3月20日からの予定。オーテピア2階の展示コーナーに置かれる。(上野芙由子)



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