2020.02.08 08:33

西土佐ラーメン食べて Iターン男性、四万十市で古民家活用し開店

「何度食べても飽きない味を目指す」と話す大高達人さん
「何度食べても飽きない味を目指す」と話す大高達人さん
 20年前に四万十市西土佐地域に移住した男性が10日、ラーメン店ののれんを掲げる。岩間沈下橋近くの古民家を改装した趣ある店で、県産食材をふんだんに使った味を提供。「少しでも地域を元気にするきっかけになれたらうれしい」と話している。

 北海道出身の大高達人さん(48)。大学卒業後に札幌市でサラリーマンをしたが1年ほどで退職。全国を旅していた時、旧幡多郡西土佐村に自然体験型宿泊施設「四万十楽舎」ができると知り、スタッフとして参加しようと移住してきた。

 その後、職は変わったが西土佐で働き続け、ラーメン店開業のため2018年に退職。準備を進めてきた。店名は、小さくて美しい、古くて美しいとの意味を込め「中華そば Kobi」に決めた。

 四万十鶏をベースにしたスープは、西土佐特産の干しシイタケのほか宗田節、地域の人からもらった季節の野菜も入れ8時間煮込む本格派。「飽きない、優しい味を目指しました」と、しょうゆ味にした。スープと一緒に作る四万十豚のチャーシューはうま味がぎゅっと詰まっている。

築60年以上たつという古民家を改修した店(写真はいずれも四万十市西土佐岩間の「中華そば Kobi」)
築60年以上たつという古民家を改修した店(写真はいずれも四万十市西土佐岩間の「中華そば Kobi」)
 「地域のおばちゃん、おじちゃんに見守られて生きてきた」という大高さん。「地域から受け取るばかりだった。少しずつでも恩返しできればいいな」とほほ笑む。

 営業は午前11時~午後2時半(火曜定休)。「1人暮らしの高齢者が多いことが気になっていた」という大高さんは、みんなが食卓を囲める「大人食堂のようにしていきたい」と、週2日は夜間も店を開ける予定。今後は地域の旬の食材を使ったメニューを考案していくという。

 「―Kobi」は、岩間沈下橋から江川崎方面へ約300メートル。郵便ポストと公衆電話が目印。(平野愛弓)

カテゴリー: 社会幡多


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