2020.02.05 08:41

むろと廃校水族館前に長~い壁画 駅名や地元の魚 室戸市

むろと廃校水族館を知らせる壁画と中心となって制作した中西悠さん(室戸市室戸岬町)
むろと廃校水族館を知らせる壁画と中心となって制作した中西悠さん(室戸市室戸岬町)
 次の停車駅は水族館前で~す―。高知県室戸市室戸岬町のむろと廃校水族館前の国道55号沿いに、職員お手製の壁画が登場した。駅名看板に見立てて、むろと廃校水族館の東西にある施設とともに「むろとはいこうすいぞくかん」と表示。地元で取れる魚の絵も鮮やかに描かれ、地元住民や通りかかった人々の目を楽しませている。

 壁画は、椎名大敷組合の倉庫の側面に、高さ1・6メートル、幅35メートルにわたって描かれた。「水族館への入り口が分かりにくい。壁に絵を描いて目印に」と漁業者からの提案を受けて実現した。

 駅名表示風は若月元樹館長(45)のアイデアで、「阿佐海岸鉄道に導入されるDMV(デュアル・モード・ビークル)のコースにも入っているし、面白いかなと」。西に桂浜水族館(高知市)、東に日和佐うみがめ博物館カレッタ(徳島県美波町)の名前を入れ、水族館仲間もPRしている。

魚たちは左右から廃校水族館に集まるように描かれている
魚たちは左右から廃校水族館に集まるように描かれている
 海をイメージした青を背景に地元で水揚げされるブリやサバ、ハガツオなど8種類の魚が描かれ、「鋭い歯にさわらないで」(サワラ)などと一言解説も。

 むろと廃校水族館と同じくNPO法人「日本ウミガメ協議会」が運営する沖縄県竹富町の黒島研究所に勤めている中西悠さん(24)がイラストを担当。中西さんはむろと廃校水族館のカレンダーも手掛けた腕前で、壁画制作のため出張してきて筆を振るった。背景塗りなど職員総出で手伝い、4日がかりで1日に完成した。

壁画を描く職員。筆でペンキを塗って細部を仕上げた
壁画を描く職員。筆でペンキを塗って細部を仕上げた
 「シイラがよう描けちゅう」などと住民らにも好評。中西さんは「思った以上にきれいに描け、魚もかわいく仕上がった。漁師さんも喜んでくれ、沖縄から来たかいがあった」と笑顔だった。(大野耕一郎)

カテゴリー: 主要社会室戸

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