2020.02.03 08:45

高知市に4ヘクタールの大規模防災公園 盛り土に芝生や遊具

5月の完成に向けて整備が進む弥右衛門公園 (高知市高埇)
5月の完成に向けて整備が進む弥右衛門公園 (高知市高埇)
高埇の「弥右衛門公園」5月末完成
 高知市高埇の久万川沿いにある広大な土地が最近、急ピッチで変化してきた。周囲に芝生が敷かれ、遊具が置かれ、こんもりとした小高い丘が広がる。高知市が「弥右衛門公園」として約9億円で整備中で、5月末に完成する予定。市民の憩いの場ができるまで、あと少し。

 丘状に土を盛ったのは、南海トラフ地震の際に市民の命をつなぐ防災公園だから。高知自動車道・高知インターチェンジ南側のこの地域は、最大2~3メートルの津波浸水深が予想される。このため盛り土で公園中央部は海抜3・9メートルの高さにし、津波の際は避難場所として活用される。

 一帯はもともと田畑が広がっていた。高知市が約30年前に始めた大規模土地区画整理事業で道路が通っており、4ヘクタールの広さを持つ公園は一連の事業の総仕上げとして2011年に着工した。

 公園の北東部にある高知県立弓道場は市の避難所に指定され、6千人が3日間必要な飲料水を確保できる耐震性貯水槽を備える。ヘリポートも整備され、広域防災拠点としても期待がかかる。

 現在は、ジャングルジムや滑り台など、子どもたちが楽しみに待つ遊具の設置や桜の植栽が着々と。地元で昆布の加工・販売業を営む藤田利明さん(71)は「近くの避難場所はビルが多くて、歩いて逃げやすい公園ができるのはうれしい」と話していた。(浜崎達朗)


カテゴリー: 政治・経済主要高知中央

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