2020.01.27 14:33

裁判員裁判 高知 いの遺体遺棄で初公判 傷害致死は否認 

 2017年12月、愛媛県内で知人男性に暴行して死亡させ、遺体を吾川郡いの町に遺棄したとして、傷害致死罪などに問われた同県新居浜市多喜浜5丁目の無職の男性被告(42)の裁判員裁判が27日、高知地裁で始まった。被告側は「暴行しておらず、傷害致死罪は成立しない」と一部無罪を主張した。

 起訴状によると、同被告は、17年8月18日、同県西条市氷見乙の無職の男性=当時(60)=方で男性の両手足をひもで縛って監禁し、手にけがを負わせた。また同12月1~2日、男性の肩や足をひもで縛り、頭などを数回殴り外傷性ショックで死亡させた。さらに遺体を混合ガソリンなどで焼き、同12月上旬にいの町桑瀬の旧寒風山トンネル入り口付近に遺棄した―としている。

 冒頭陳述で、検察側は同被告が17年6月ごろから男性方に同居し、男性の母の保険金を管理してスナックで散財していたとし、家出を繰り返す男性を縛る暴行を加えていた―と主張。

 一方、弁護側は逮捕監禁致傷罪と死体遺棄罪は認めたが、傷害致死罪は「事前に暴行していない」と主張。第三者による犯行や男性が自ら受傷した可能性があるとし、また同被告の責任能力も争う姿勢を示した。

 同被告の裁判は18年2月に死体遺棄・損壊罪などで始まったが、同5月に傷害致死罪で追起訴され、それまでの審理と合わせ裁判員裁判で審理されることになった。

カテゴリー: 社会高知中央

ページトップへ