2020.01.27 08:40

宝塚雪組5/19高知公演 彩風咲奈さんツアー初主演

雪組の雰囲気について「いい意味でまじめ。誰かが悩んでいたら手を差し伸べるし、結び付きがとても温かい」と話す彩風咲奈 (兵庫県の宝塚歌劇団事務所)
雪組の雰囲気について「いい意味でまじめ。誰かが悩んでいたら手を差し伸べるし、結び付きがとても温かい」と話す彩風咲奈 (兵庫県の宝塚歌劇団事務所)
 華やかなステージで人々を魅了する宝塚歌劇雪組全国ツアーの高知公演が5月、高知市の県民文化ホールで行われる。高知県での宝塚公演は2009年以来。男役スターとして活躍する主演の彩風咲奈(あやかぜさきな)さん=愛媛県大洲市出身=は、「宝塚はすぐそこにある夢の世界。会場一体となって盛り上がっていただけたら」と気さくに来場を呼び掛けている。 

 173センチの長身が映える彩風さんは、2007年に初舞台を踏み、雪組に所属した。公演ごとに役を広げ、トップスターを支える2番手として人気実力ともに躍進。今回、全国ツアー初主演を果たす。

 「芝居は自分の心を動かすのが大事だと思うので、台本を読んで最初に感じたことは忘れないようにします。役と一緒に生活して、役と同じ呼吸ができるように、『この人は今晩何食べたんだろう』とか何げなく考えますね」と演技へのアプローチを丁寧に語る。

 芝居や歌に加え、切れのいいダンスが魅力の彩風。長い手足を生かした豊かな表現は、群舞でひときわ存在感を放っている。

 舞台の“男前”な姿からは意外にも、ツアーの楽しみは「ご当地のおいしい物を食べて土地のパワーを感じること。甘い物も大好き」とうれしそうな表情。

 空き時間は観光もするといい、「土地の空気を感じた上で公演すると、お客さまと一体になった気持ちになれる」と説明する。「高知は中学生の時に室戸少年自然の家に行って以来。すごく楽しみです」と目を輝かせた。

 高知など全国9カ所を回るツアーの演目は、ミュージカル・ロマン「炎のボレロ」と、ネオダイナミック・ショー「Music Revolution! -New Spirit-」。

 「炎のボレロ」は、1860年代のメキシコを舞台に、領地や家族を奪われた青年貴族が仲間と立ち上がる姿を、敵方の令嬢との恋を交えて描く。32年ぶりの再演で、「当時の映像を見るとせりふが美しく、ダンスも見応えがあって身が引き締まった。『これぞ宝塚のロマンス』というところも、とても好きです」と印象を語る。

 歌とダンスが中心の「Music Revolution! -New Spirit-」は、さまざまなジャンルの音楽の発展がテーマ。「演じる方もお客さまも楽しめると思う」と期待を膨らませ、「宝塚は全てにおいてお客さまに夢を見ていただく場所でありたい。かしこまって見るというより、純粋にただ感じていただけたら」と笑顔でPRした。

 自身も少女時代に故郷・愛媛でツアーを鑑賞した経験があり、「(入団後)ツアー公演でその劇場に立った時、お客さまからいただいた拍手は忘れられません」と、憧れの舞台にたどり着いた感激を振り返る。

 「私は初めて宝塚を見た時から、ただ『宝塚に入りたい』という思いだけで受験した。もともとクラシックバレエはやっていたんですが、ジャズダンスや歌は宝塚音楽学校に入ってから。『入りたい』という夢を見られたことが幸せだったと思う」。タカラジェンヌを目指す女の子たちには、「夢をひたすら追い続けてほしい」とエールを送った。

1月27から一般発売
 5月19日、午後2時と午後6時からの2回公演。S席8300円、A席5500円。未就学児入場不可。先行予約は終了し、一般発売は27日から、高新プレイガイド、高知大丸プレイガイド、県民文化ホール、ローソンチケットで行う。(徳澄裕子)

カテゴリー: 文化・芸能主要


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