2020.01.22 08:40

深海生物にタッチ!室戸沖でツアー オオグソクムシ取れたてに子ども歓声

深海生物に興味津々の子どもたち(室戸市沖)
深海生物に興味津々の子どもたち(室戸市沖)

 室戸市沖の深海生物漁業などを見学するツアーが18、19の両日行われた。親子連れ9人が県立足摺海洋館(土佐清水市三崎)の新野大館長(63)らの解説の下、洋上でオオグソクムシなどが取れる様子を楽しんだ。
 
 室戸市では元水族館飼育員の漁師、松尾拓哉さん(29)がカニ籠で深海生物を取り、水族館への販売や観光漁業ツアーを展開。同館とも取引がある。
 
 同館は7月にリニューアルオープンを控えており、新館では「土佐湾の生き物を紹介したい」(新野館長)。深海コーナーを設け、13・8トンを含む大小10個の水槽で20種ほどを展示する予定。先月から松尾さんの漁船に職員が同乗し、収集・調査に当たっている。
 
 一部は既に展示しており、新野館長は「新館では目玉として、キンメダイの群れや深海に生息するサメなども展示したい」と話す。
 
 ツアー参加者は18日、佐喜浜港を出て沖合約2キロへ。松尾さんが水深200~500メートルの海底に仕掛けた籠を引き上げ、さまざまな深海生物が出てくると、子どもたちは歓声とともに次々とタッチ。「ヌタウナギは刺激すると粘液を出して身を守る」「ヤスリヤドカリは全国の水族館でもあまり展示されておらず、珍しい」との説明に目を輝かせていた。
 
 夜は滞在先の宿で“深海料理”を堪能。オオグソクムシやヌタウナギに「おいしい!」と舌鼓を打った。高知市の一宮東小学校5年の原田侑弥君(10)は「深海生物はいろいろ解明されていない分、興味があり、この目で見てみたかった」と話していた。
 
 19日は椎名漁港で椎名大敷組合の水揚げなどを見学。ツアーは市農山漁村体験型観光推進協議会が主催した。(大野耕一郎)

カテゴリー: 環境・科学室戸

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